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シンガポール在住元CAがレポート!新型コロナウィルスの影響と最新テクノロジーを取り入れた対策 (2/2ページ)

若狭 遥

毎日ニュースは新型コロナウィルスの話題で持ち切りですが、海外ではどのような影響が出ているのでしょうか。今回は私が暮らすシンガポールでの生活への影響、そして国家事業としてテクノロジーに力を入れてきたシンガポールならではの対策をご紹介いたします。

買占め問題も!日常生活への影響


2月上旬、国の感染症に対する警戒レベルの引き上げにより、日用品の買占めが起きました。


私自身もトイレットペーパーの品薄な状況に非常に困りましたが、その後、首相による「品物の供給は十分にありますから、落ち着いて行動をしてください」という声明もあり、混乱はほどなくして落ち着きました。


濃厚接触の機会を減らそうと、レストランやフードコートでの座席間隔を広げる対策が取られており、持ち帰りも推奨されています。上記の写真は、テープを張った座席での飲食を禁止するものです。


バーやカラオケ、映画館等の営業も4月30日までは閉鎖。会社や学校外での10人を超える集会も禁止となり、週末の楽しみであったBBQやピクニックをする賑やかな光景は見られなくなることでしょう。



スピーディ且つ革新的な対応のシンガポール

シンガポールはコロナウィルス流行の当初、世界でも発症者が多い国でした。感染者増大を防ぐために、オフィスビルでの検温やハンドサニタイザーの設置等、国をあげての予防措置が早くから施されていたように思います。


特徴的なのは、最先端のテクノロジーを今回の新型コロナウィルス対策として導入しているところです。


政府は「WhatsApp」というSNSへのアカウント登録を推奨していて、登録さえしておけば随時最新情報を受取ることが出来ます。また、濃厚接触者を特定するのに役立つ追跡アプリも世界に先駆けて発表するなど、シンガポールが国家事業として重点的に取り組んでいたテクノロジーの活躍には目を見張ります。


また、国のリーダー達のスピーチから「皆の力を合わせて乗り越えよう」という意志が強く伝わったことで、国民の意識がひとつになったことも大きかったと感じます。


私も現在この国に住んでいる以上、一刻も早い終息のために行動をしようと思うばかりです。



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