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結婚、出産、転職・・・次の人生に向けてCAが退職を決断する時

kico

夢を叶えてCAになり、仕事も順調でフライト生活を満喫!そんなCAにも退職をする時がきます。定年までフライトするのか、途中で違うキャリアに進むのか、家族の都合を優先して退職するのか、そのタイミングは人それぞれ。CAが退職を決断する時についてお話します。

CAが退職する時

多くの方がCAになりたいという夢を叶えて航空会社に入社します。

フライト生活を満喫しながら定年まで長く働く人もいれば、次のキャリアに向かう人もいます。

また、自分の意志ではなくても退職せざるを得ない場合も。

CAはどういうタイミングで退職を決断するのでしょうか?

CAになるまでは一つの通過点。

CAになってからどのような道を歩むのか、リアルエピソードを元に紐解きます。



ライフイベントに左右される現実

結婚や出産などのライフイベントに関係なく働き続ける女性が増えていますよね。

しかし、CAの仕事は数日間家を空けてのフライトや、出社時間が朝とても早かったり帰宅時間がとても遅かったりすることもあり、結婚すると続けるのが難しいこともあります。


特に子供が小さい時に家を何日も空けることになる場合もあり、家族の理解や協力は仕事を続ける上では欠かせません。

自分は働き続けたい!と思っていても、パートナーの理解を得られなかったり、現実的に子供を預けることができなかったり、止む無く退職するCAはたくさんいます。

また、夫の転勤で遠方に引っ越す場合も、成田や羽田をベースにフライトするCAにとっては別居して仕事を続けるのか、退職してついていくのか、決断の時。

女性が働く会社として現在は制度が整ってきている時代ですが、ライフイベントにはまだまだ左右されてしまうのが現実。

CAに限った話ではありませんが、「基本的に家を空けてフライトするのが仕事」というCAにとっては、より考えさせられる課題であると言えます。



何よりも大事なのは健康!だからこそ選ぶ退職

CAには乗務に適した心と身体の健康が求められます。

だからこそ、入社試験ではCAならではの健康診断や体力審査が導入されています。

しかし、フライト経験を積んでいく中でどうしても健康を害されていくこともあります。

中耳炎で乗務できなくなってしまう人、ハードランディングでヘルニアを発症して乗務することができなくなってしまう人、腱鞘炎を発症してしまい乗務できなくなってしまう人など、理由は様々。

CAの仕事でなければ普通に働くことができる健康な身体だったとしても、CAという仕事を続けるのが難しいという場合もあります。

無理してフライトすることは、自分の身体はもちろん、100%の力を発揮できない時点で安全に関わることになります。

CAが健康第一であると言われるのは、安全運航に繋がる話。

だからこそ、CAとしての健康基準を満たせないと判断した時が退職の時になる場合も多々あります。

そして、自身の健康が一番大切。

退職することが自分の心と身体にベスト、との判断から退職する人もいます。

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