日系CAから海外OLに転職!私が海外OLを目指した理由 | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

日系CAから海外OLに転職!私が海外OLを目指した理由

若狭 遥

日本の会社を辞めていきなり海外OLに!海外で働くなんてハードルが高いと思っていた日系CAが、なぜ海外OLへ転身したのか、どんな想いで海外に飛び出したのか、私の経験をご紹介いたします。

日系CAから海外OLへの転身


現在私はシンガポール在住4年目で、現地の企業で働いています。


シンガポールへ移住する前は、日系航空会社のCAとして9年間乗務をしていました。


各国を飛び回ってステイ先を楽しんだり、リーダー職や訓練所の教官として後輩育成に従事したり、とても充実した乗務生活を過ごしていたと思います。


まさに中堅客室乗務員として真っ盛りの時期に、シンガポールへの転職を決めたのです。


順風満帆な乗務生活を辞めて、なぜ海外へ行くことを決めたのか、私のセカンドキャリアについてお話します。




海外OLの道を選んだ理由

海外OLを目指したのは、CA時代に感じていたことがきっかけでした。


「どこか1つの土地に腰を落ち着けて、ディープな現地の文化をもっと知りたい。」

乗務をする中でそんな思いが湧いてきたのです。


様々な国を短い滞在時間で行き来するCAですから、周りの方々からは「CAさんだから、〇〇国のこと詳しいよね?教えて!」と聞かれることも多くありました。


もちろん、当時は知る限りの知識を一生懸命紹介していたのですが、実は「私たちも、普通の旅行者と変わらないのにな……」というのが本音でした。


海外を一瞬訪れてはとんぼ返り、というお仕事を繰り返すうちに、「もっと現地にどっぷり浸かって、深いところまで知りたい!」と思うようになったのです。




シンガポールを選んだ理由

シンガポールは、中華系・マレー系・インド系のシンガポール人と、世界各国からの駐在員がひしめき合い、様々な文化が入り混じっています。


小国ながら、建国からわずか50年程で目覚ましい発展を遂げ、今やアジア1の経済大国でもあります。


他のどの国に行くよりも、より様々な国の人と出会えるのでは?

ここで生活をすれば、英語だけでなく中国語など他の言語も身に付くのでは?

同じアジアだからこそ、日本人も馴染みやすいのでは?


様々な期待から、気が付けば私の中での選択肢はシンガポールへ絞られていったのです。


もちろんフライトで訪れたシンガポールの雰囲気がとても好きだったことは言うまでもありません。




長く続けた仕事を辞める勇気

「海外で働くなんて、そんなこと私にできるんだろうか?」


まずはそんな不安に襲われました。


日本で生まれて日本で育ち、教育も仕事も日本でしか学んでいない自分に、一体何ができるのか想像もつかなっかったのです。


海外転職の支援をしてくださるエージェントさんに、心の内を洗いざらいお話し、アドバイスをたくさんいただいて、少しずつ自分が海外で働くイメージを作っていきました。


同時に自分の経歴を見つめ直したことで、CA時代に培った能力や、他の仕事でも活かせるスキルを持っていることに気が付き、精一杯自分をアピールしていく事ができたのです。


初めは不安でしかなかった退職も、徐々に心構えができるようになり、いつ終わるかわからないフライト生活にも、不思議と力が入るようになりました。




海外OLとして働く今

いくつか採用面接を受けていた企業の1社から、正式にオファーが出ることになり、晴れてシンガポールで働く現在に至ります。


シンガポールでの生活は、毎日が新しい発見の連続です。


当然ながら、国も違えば人も違い、言葉も食べ物も天気も見えてくる景色も、今まで経験してきたものとは少し違います。


戸惑うこともありますが、それよりも当初からの想いであった、「どこか1つの土地に腰を落ち着けて、ディープな現地の文化をもっと知りたい。」ということが、まさに実践できているので、とても充実しています。







小さな理由の積み重ねが、大きな道を切り開く

私にとって海外OLを目指した理由は、日系CAとしての経験があったからこそだと思います。


そして、不安に負けずに少しずつでもできることを積み重ねていった結果、気が付けば海外OLとして働く自分にたどり着いたのです。


海外で働いてみたいけど不安という方も、ぜひ少しずつでも良いので、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。


今後、「海外OLの生活がどんなものかもっと知りたい!」という方々の参考になる情報を少しずつご紹介していきますので楽しみにしていてくださいね。

SCROLL