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これでもう二日酔い知らず!?楽しくおいしいお酒の味わい方

藤岡 裕美子

おいしく楽しくお酒(日本酒)を楽しめたら、お料理の楽しみ方も広がりますし、コミュニケーションも円滑になりますよね! お酒と上手に付き合うコツ、お伝えします!

日本酒って悪酔いしやすい??


前回(いまさら聞けない?日本酒のキソ知識)では日本酒の種類や作り方について、

基礎知識をお伝えしました。

とはいっても、日本酒に興味はあるものの、なんだか悪酔いするイメージがあって...という方も多いですよね。

日本酒は(といってもお酒全般にいえることですが)、きちんと付き合い方を知っていれば、

お料理の味を引き出したり、うまみをより感じられたり、お食事をより楽しめますよ。



日本酒の酒類や作り方、日本酒って悪酔いしやすい??

そもそも醸造アルコールが悪酔いの元凶?


本醸造などのお酒には、ラベルに「米・米こうじ」の他に“醸造アルコール”と書いてあることは前回お伝えしました。

この“醸造アルコール”が日本酒が悪酔いする原因のように思われることもありますが、そうではないんです。

“醸造アルコール”の正体は言うなれば、焼酎(蒸留酒)です。

ちなみに白鹿では原料としてさとうきびを使っています。


なぜ、お米の他にお酒造りに入れるのか...それは、お酒をつくってくれるこうじ菌(イースト)は生き物なので、

コントロールすることが難しいときがあります。

“醸造アルコール”を加えることによって、香りや味わいを微調整する役割があるんですよ。

(微調整する程度なので、もちろん大量にいれたりすることはありません!)


言葉の響きが悪いのは、戦後出回った、工業用アルコールを加えた日本酒が出回ったことによるようですが、

もちろん、現代ではそんなことはしませんので、ご安心を!



戦後、工業用アルコールを加えた日本酒が出回った

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藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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