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現役外資系CAが赤裸々告白!コロナで大打撃を受けている今のリアルなスケジュール、お給料、心境とは

KONATSU

コロナの影響は航空業界にとってかなりの影響を及ぼしています。日系・外資に関わらず影響は大きいですが、中でも外資系エアラインで働くCAには大打撃です。今回はそのリアルな状況についてお話したいと思います。

本国に入国できない、フライトができない状況

外資系エアラインの場合、多くは本国、つまりそのエアラインを運営している国に本社機能があります。


そのなかで働く日本人CAは、そのエアラインの日本法人・日本支社所属のいわゆる「外国人枠」のような位置付けであり、日本と本国を繋ぐ要因としての役割を果たしています。


それが今回のコロナショックにより多くの国で渡航制限がなされ、社員を含めた外国人が本国に入国すること自体難しくなってしまいました。


本来であれは日本とその国を繋ぐ路線に乗務する・もしくはその国にまず一度寄ってから他の国へ飛ぶというスケジュールでなのですが、そもそもその国自体に入国できないという事態がおこってしまい、フライトどころではなくなってしまっています。


また、エアラインによりますが、どうしてもその国のCAを優先的に会社も使おうと考えるため、外国人である日本人CAまでフライトが回ってこないという状況もあるようです。



お給料面はどうなる?

多くのエアラインでは、基本給+諸手当(フライトやステイ先滞在費)という給与形態をとっています。


そのため、他の職種よりも基本給が低めに設定され、その月のフライトした時間によってお給料が変動します。繫忙期でフライトが多い月はお給料が多くなり、訓練や有給休暇ととったりしてあまりフライトしていない月は少なくなります。


つまりコロナショックの影響でフライトがかなり減る・もしくはゼロとなってしまっている現状では、ほぼ基本給のみの支給ということに。


会社によっては有事の際の補償を行っているところもありますが、ある大手外資系では2ヶ月間無給休暇扱いとなったり、また別のところでは最悪の場合解雇なんてこともあるようです。


このようなところは、日系エアラインに比べて外資系エアラインの弱いところなのかもしれません。長引いたらどうなるのかなと不安を抱えている人も多いです。


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