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特別なおもてなしだけではなく日々の笑顔も。CAが織りなすホスピタリティとは? (2/2ページ)

藤田恵梨

CAはお客様の声にならないご要望を拾う事が得意ですが、お客様に喜んでいただく為のホスピタリティの発揮の裏側にはどの仕事にも共通する大切な事があります。ホスピタリティとは?リアルエピソードを元にお話します。



特別なおもてなしができる裏にあるチームワークもホスピタリティ

フライトが終われば、CAには毎回デブリーフィングという次便に繋がる振り返りを行うミーティングがあります。

そこでチーフは今日喜んで下さったお客様がいた事、CA皆でお祝いし、対応できたことを良かった事として振り返って下さいました。

その中で、私がはっと気づいた言葉がありました。

「あのサービスができたのも他のお客様にも平等になるよう手厚く対応してくれていた他クルーがいたからこそできたサービスです。見えない所でフォローしてくれていた周りのクルーへも感謝しましょう。」


私はお客様のお声を拾い、そこからお祝いへと繋げられた事で満足していた自分に初めて気が付きました。


どんな仕事も同じだと思いますが、現場に人手が足りなければ+αの仕事をする事はとても大変で、場合によっては他のお客様にご迷惑をおかけする事に繋がりかねません。

自分が何かにかかり切りになれば、その他の手薄になっている部分をフォローしてくれている仲間がいる。

そのフォローの上にCAのホスピタリティも成り立っているのです。




笑顔が最高のホスピタリティ

国内線やフライトタイムの少ない路線ではこの様な特別なお祝いや対応をする事は難しい時も多々あり、全てのお客様に今回のご夫妻にして差し上げた様な対応をすることは不可能です。

しかし、満席の便でどんなに忙しくてもCAが全てのお客様にできる心からのおもてなしが一つだけあります。

それは、「笑顔」。

CAがいつも笑顔でいるのは狭く、限られた空間でも全てのお客様に心地よい時間・空間を過ごして欲しいから。

特別なサービスもホスピタリティのひとつですが、全てのお客様に笑顔でお出迎えし、笑顔でお話し、笑顔でお見送りすることは、とても大切なホスピタリティです。

このように、常にホスピタリティの気持ちを持ちながら、CAは毎日フライトに臨んでいます。




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