コロナ禍での日本入国、PCR検査、帰国者フォローアップの流れを現役CAがレポート! (2/3ページ)
新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、国をまたぐ移動がとても難しくなってしまいました。海外ベースで働く現役CAの筆者が、先日一乗客として日本に帰国した際に経験したコロナ禍での入国審査、PCR検査、帰国者フォローアップなどについて体験談をシェアさせていただきたいと思います。
(2)PCR検査
空港内の通路には数メートルごとに係員の方が立っていて、さらには矢印の紙が表示されていて、PCR検査場まで迷うことはありませんでした。
途中でお手洗いや分かれ道もありますが、テープで行かれないようになっていました。
(お手洗いは先ほどの降機後の待合所で行くことができますので、ご安心下さい。)
PCR検査の際は、検査員に対して正面ではなく、右側を見せるように着席するように指示がありました。
マスクから口は覆ったままで、鼻だけを出すようにとの指示があり、鼻から検体を採取しました。
(3)個人面談
PCR検査後、機内で降機前に記入した書類の内容に基づいて確認程度の面談があります。
私の場合、自宅に帰る手段の確認と、「誰が迎えに来るか、もう来ているか?」など、書類に記載した内容に対してきちんと丁寧に確認されました。
そして14日間の待機期間の過ごし方の説明と意識確認(公共の交通機関には乗らないでください、自宅や待機場所に滞在して外出しないでください、などの要請)がありました。
もし個人的に質問がある場合はこのタイミングで可能と思われます。
PCR検査の結果はいつ、どのように知らされる?
面談の際に、PCR検査の結果がどのように知らされるかの説明もありました。
陽性の場合の連絡は早く、その次に先ほどの「飛行機を降りてからの流れ」の2のグループの方 = 検査結果が判るまで待機を希望される方や、ホテルで検疫期間を過ごす予定の方に優先的に連絡が行くとのことです。
できるだけ早く結果を知る必要がある方から優先的に連絡がいくのは、理に適っていると感じました。
各自で移動して自宅で14日間の待機期間を過ごす方が陰性の場合の連絡は遅めのようで、実際に自宅で待機した私の場合は4日後、メールにて陰性の連絡がありました。
メールには、陰性であった場合も14日間は引き続き待機場所から不要不急の外出をしないこと、公共交通機関を使用しないこと、咳・発熱などの症状があった場合は「帰国者・接触者相談センター」まで連絡してくださいとの旨も記載されていました。
帰国後、PCR検査「陰性」+14日間の自主隔離
面談の後、通常通りの入国審査、そしてチェックインした荷物を回転台から受け取った後で税関の検査となります。
到着した翌日から14日間が、外出自粛の待機期間となります。
その際、厚生労働相のLINE、帰国者フォローアップ窓口とお友だちになり、メッセージをやりとりする要領でアンケートに回答し、発熱や咳などの症状がないかを毎日確認をします。
念のためでしょうか? 毎日LINEで連絡をしていても、自動音声での連絡も重複してかかってくることもありました。
14日間を自宅で過ごしたら待機期間の終了となり、晴れて自由に外出することが可能となります。