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世界のサービスを知りたい!ビジネスクラス搭乗記:【第3回】ハワイアン航空

神原李奈

世界には多くの航空会社があり、それぞれのサービスにはその航空会社の個性が垣間見えます。ここでは、世界のビジネスクラス搭乗記をご紹介します。今回は、ハワイアン航空のビジネスクラスでのフライトの様子をご紹介いたします。

ビジネスクラス搭乗記:【第3回】ハワイアン航空

自社便以外の航空会社の機内サービス、それはCAでも未知の世界です。

特に、ビジネスクラスやファーストクラスではそれぞれの航空会ごとに独自のサービスが行われ、個性が垣間見える部分。

ここでは、世界の航空会社のファーストクラス、ビジネスクラスの搭乗体験記をご紹介いたします。

第3回目は、ハワイアン航空のビジネスクラスです。

ハワイアン航空ビジネスクラス搭乗基本情報

航空会社:Hawaiian  

便名:ハワイアン航空853便(HA853便)

出発:羽田空港 23:55

到着:ホノルル空港  12:35

飛行時間:約時7間10

機材Airbus A330-200 (18 Business / 276 Economy)

座席:2H(ビジネスクラス前から2列目、窓際座席の通路側のシート)

ハワイアン航空ビジネスクラス:シート

今回の飛行機は、ヨーロッパのエアバス社のA330-200という大型機材。

わたしが以前勤めていた日系航空会社でもエアバスの運航はありましたが、一本通路の比較的小さな機材でした。

大型機材となるとやはりスケールが違い、雰囲気がガラッと変わります。



座席の配置は、窓際座席・中央座席ともに2席ずつ。

座席周りはパーソナルスペースがしっかりと確保され、広々としています。

足元にはオットマンのような足置きもあり、足を伸ばしてゆったりと寛げます。

シートはフルフラットになるため深夜便でもしっかりと休めるのがありがたいです。



エンターテイメントモニターは、なんとタブレットが1人ずつに配られ、座席横に収納されている枠に設置するタイプのものでした。

通常のモニターは前の座席に設置されているため、リモコンで操作しなくてはいけません。

しかしタブレットタイプなら、多少画面の大きさは小さくなりますが、設置位置も比較的近いためタッチパネルで簡単に操作できます。

このタイプのモニターは初めてでしたが、画期的だと思いました。 




ハワイアン航空ビジネスクラス:ボーディング

機内ではハワイアンミュージックが流れ、乗り込むとすぐにハワイ気分を味わえます。



座席に着くと、まずはウェルカムドリンクのサービスがありました。


スパークリングワイン、マイタイ、グァバジュースから選べます。

南国に行くと飲みたくなるグァバジュースをいただくことに。




ハワイアン航空ビジネスクラス:1回目のミールサービス



深夜便のため、1食目の食事は軽めの夕食でした。

2013年にホノルルに夫婦でレストランをオープンしたシェフのウエイド・ウエオカ氏監修の地元の恵みを生かしたメニューです。

メインのカルアポークは、しっかりとしたお味で、柔らかくてとても美味しかったです。





フルーツとは別に、デザートにハウピアタピオカもいただきました。

甘くてもちっとしたタピオカに、トッピングされたフルーツがアクセントになっています。

はじめは夜も遅いので1食目はパスしようかと考えていましたが、頼んで良かったと思いました

また、飲み物の種類も豊富で、ワインやカクテル、ソフトドリンクやホットドリンクなど、食事や好みに合わせて選ぶことができます




ハワイアン航空ビジネスクラス:到着前のミールサービス

2回目の食事は、朝食。

まずは飲み物からスタートです

グァバジュースとオレンジジュースからチョイスします。






食事は、フルブレックファーストか軽めのコンチネンタルブレックファーストから選べます。

せっかくなので、私はフルブレックファストにしてみました


メインは醤油風味のオムレツとソーセージ、そのほか温かいクロワッサンとフレッシュフルーツも付いてきます。

オムレツはきのことニラが入っており、醤油の風味がきいていて日本人好みの味付けでした。

クロワッサンとデニッシュも朝食らしく、全体のボリュームもちょうどよかったです。 


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