1日の野菜摂取量はどの位?私たちが積極的に野菜を食べるべき理由
CAの仕事をしていると、ミールやお弁当、ステイ先では外食が続きます。私も現役時代は、フライト中は忙しくて、パンやおにぎりだけで済ませ、夜になって1日炭水化物しか食べていないことに気づくことも、しばしば。野菜を食べなかったら身体はどうなるのか、どれくらい食べればいいのかをお話いたします。
クイズ!アメリカと日本、一人あたりの野菜摂取量はどちらが多いでしょうか?
アメリカといえば、ハンバーガーやジャンクフードが多いから日本!と考えた方、かなり多いかと思います。
正解は……アメリカです!
この結果を知って、私も正直ショックでした。
近年、和食がヘルシーだと言うことで世界から注目を集めていますが、日本人の野菜摂取量は減少傾向にあり、特に若い世代の消費量が極めて低いそうです。
更に驚いたことが、アジアの中でも中国、韓国よりも日本人の消費量は低いということ。
原因は、食の欧米化と簡易的に済ませる為に加工品や外食、コンビニ食が増えたため。
日本人の調理食品や外食への支出は、40年間で約2倍になったとも言われています。
一方、アメリカは、生活習慣病や肥満が増え社会問題になったことから、野菜を食べる運動を政府と民間企業が協力して、積極的に活動を行ってきたそうです。
その結果、オーガニック志向や健康への意識が高まり、特に若い世代の野菜摂取量が高い傾向にあるのです。
確かに、アメリカに行った時、ベジタリアンやオーガニック専用のスーパーやレストランがたくさんあり、スーパーの野菜・果物売り場には1商品の野菜摂取量を記載しているところもありました。
このままで日本人は大丈夫なのでしょうか?
今回は、野菜を食べないと身体がどうなるのか、一日に野菜をどのくらい摂取する必要があるのか、をお話します。
野菜不足からのイライラ、肌荒れ、生活習慣病の危険も
野菜不足になると、身体に大切なビタミン類、ミネラル、食物繊維、カルシウム、鉄が不足します。
その結果、イライラや肌荒れ、便秘を引き起こしたり、生活習慣病の危険も高まるといわれています。
では、どれくらい野菜を摂取したらいいのでしょうか?
『一人あたりの目標摂取量は、一日350g』
と言われても実際どれくらい食べたらいいのか分かりませんよね。
毎日忙しいと全部計っている暇はないかと思います。
そんな時は、70gを目安量にすると大体の目安が分かります。
例えば、トマト1/2個、レタス葉約2枚、ホウレンソウ2株、きゅうり中1本、たまねぎ中1/4個など、これらが70gの目安です。
サラダにする場合は、これを×5すれば摂取量が計ることができます。