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CAのお正月フライト体験記!世界中で迎える新年の様子をご紹介

藤原 絵里

皆様はどんなお正月を過ごしていらっしゃいますか?ほとんどのCAは仕事で世界中で新年を迎えることになりますが、実際に私が過ごした海外でのお正月の様子をご紹介いたします。

お正月休みをCAはどう過ごしている?

2017年がスタートいたしましたね。

みなさま思い思いのお正月休みを過ごしているかと思います。


CAを辞めてから女優として活動しておりますが、元旦はお休みのことが多いです。

お正月の特番は10月頃から撮影が始まり、お正月は生放送以外はお休みです。

今年はわたしは元旦はお休みですが、2日には早速バラエティ番組の再現VTRのお仕事をいただきました。


一方CAは基本的にお正月休みがありません。

スケジュールの関係でお休みになる場合もありますが、フライトしていることがほとんど。

今回は、私のCA現役時代のお正月の過ごし方をご紹介いたします。





カタール・ドーハで過ごすお正月



31日の深夜(1日01:00)発、日帰りでボンベイフライト(片道4約時間)を乗務した年のお正月。

午前中にはフライトを終え帰宅し、ドーハで過ごしました。


人口の約68%がイスラム教のドーハでは、お正月は日本のような大切な1日ではありません。

どちらかと言えば、ラマダン(断食月)が終わった後が日本で言うお正月のような感じです。

1月1日も、すれ違う人とは「ハッピーニューイヤー」と言いますが、普段通りに過ぎていきました。

フラットメイトも同期はフライトで不在。

私は寝正月でした。


とは言え、カタールの全人口の約90%は外国人。

フィリピン人などはニューイヤーパーティーをして過ごす人もいますよ。





ケニア・ナイロビで過ごすお正月



その年は、31日の早朝にナイロビへ向けて出発するスケジュールでした。

夕方には到着しましたが、暴動が起きているとのことで、いつものダウンタウンのステイ先ではなく、空港に近いホテルに変更になりました。

ホテルの周りには何もなく、唯一ある小さな商店も、暴動のせいか、お正月のせいか、お休み。


お風呂に入ろうとすると、体中に蕁麻疹が!

その日の食事は朝ごはんのパンと、機内で食べた海老のフライドライス。

フライドライスはチーフと半分こだったよなぁ・・・なんて思いながらお風呂に入ったのですが、全身が痒くなってしまいました。


どんな些細な変化でも報告する義務があるので、チーフに電話で報告したところ、チーフには特に変化がないようでした。

様子を見るよう言われたものの痒すぎて眠れず、散々な年越しを過ごすことに。


日本でも年末年始は救急病院位しか開いていないかと思いますが、このように外国での年越しだと病院はもちろんお店も開いていないことが多く、不便さを実感するとともに、日本の良さを改めて感じることとなりました。


幸い蕁麻疹は翌日の夜のフライトまでに治ったので、無事に帰りのフライトも乗務して帰宅することが出来ました。

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