外資系CAが伝授する外資系エアライン合格の鍵と求められる資質 (2/2ページ)
近年、大手のエアラインだけでなく、LCCの大規模な日本参入に伴って、CA志望者にとって夢を叶えるチャンスが増えたと言えるのではないでしょうか。そこで、今回はアジア系、欧州系エアライン計3社で客室乗務員経験のある筆者が、外資系エアラインと日系エアラインの違いや外資系エアラインに求められる資質をご紹介いたします。
外資系CAに求められる大切な要素2つ
英会話力
外資系エアラインでなんといっても必要なのは英会話力です。エアラインによって求められる英語力の目安は異なりますが、
・アジア系エアライン TOEIC600点程度
・欧州系エアライン TOEIC800~850点以上
・欧米・中東系エアライン TOEIC850~900点以上
が目安と言えます。
これはあくまで目安であって、共通して言えることは、入社直後にあるトレーニングを英語でクリアーできる能力があり、機内での緊急時に外国人クルーと日本人のお客様の間に立って冷静に適切な通訳ができる能力があることがポイントです。
自分の意思をきちんと伝えられる自己主張能力
二つめに大切なのがきちんと自己主張ができる能力です。
日本では、“謙譲の美徳”という言葉があり、自己主張をすることに少し抵抗があるかもしれません。
ですが、外資系エアラインでは自分の意思をきちんと主張できないと、意思がない人と思われてしまいます。
外資系エアラインでは一機に乗務する日本人の人数が限られていて、入社直後からビジネスクラスを担当したり、フライト前のブリーフィングで外国人クルーに日本の文化やおもてなしに関して紹介したりと、ひとりひとりが自己の意思を述べ、イニシエティブを取れる能力が必要とされます。
といっても、日本人のお客様や日本人乗務員の先輩方にはきちんと日本人らしく接することができるのが大前提です。
外資系CAと日系CAで求められることは違う
このことを理解せずに外資系CAを目指しても、なかなか合格には手が届かないかもしれません。
求められている役割、資質が違うということを理解して、自分の強みをしっかりアピールできるようにしたいですね。
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