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台風の時どうなる?CAの仕事の裏事情

清水 裕美子

台風や大雪などの悪天候のとき、CAはどのような影響を受けているのでしょうか。ここではなかなか知られることのない、イレギュラー時のCAの裏事情についてちらっとお見せしちゃいます。

悪天候の時、CAはどうしている?

今年は毎週のように台風がやってきますね。

公共交通機関の乱れにより通勤・通学に影響が出たり、アポがキャンセルになってしまったり、少なからずみなさま台風により大変な思いをされているのではないでしょうか。

CAの仕事も台風の影響をダイレクトに受けます。



よく「台風のときはCAさん大変でしょ」とお客様から労いのお言葉をいただいたりしていましたが、具体的にどのような影響があるかは知られていないところも多いのです。

ここではそんな台風や大雪など天候によるイレギュラー時のCAの裏側をちらっとお見せいたします。

台風や大雪など天候による乱れがあるとき、CAが受ける影響はいくつかに分かれます。





オフになる

乗務予定だった便が欠航となり、その日の仕事がなくなり休みになるパターンです。

また、例えば東京は天気が崩れていなくても、乗務予定の飛行機が天候不良により東京に到着できないというケースもあります。

そのような場合、通常は違う機材で飛ぶことになるのですが、台風など大幅に機材繰りが乱れているときは、予備の飛行機も出払ってしまっていたりして、やむなく欠航になってしまうことも多いのです。


休みになると聞くと一見ラッキーなように思えますが、その後の休みがフライトに変更になってしまうなどスケジュールが崩れてしまうので、意外と大変なことも。





行き先が変わる、急遽ステイになる

悪天候により全体的に機材繰りやスケジュールが大きく乱れている時は、行き先が急遽変更になることも。

日帰りの予定だったのに、途中でいきなり1泊2日、2泊3日に変わってしまうこともあります。


国内線ならまだしも、国際線の場合気温が全然違うところに行き先が変更になってしまうこともあります。

ホノルルに行くはずだったのが、ショーアップしてみたら行き先がモスクワに変わっていたなんて話も!


いつどんなスケジュール変更が訪れるか分からないので、日帰りでも最低限の宿泊の準備は鞄に常備していたり、国内線乗務の日でもパスポートは必ず持ち歩くなど、CAは常に万が一の事態に備えられるようにしているのです。

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