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新人CAをのぞき見!できる新人の「責任感」を今から身に付けよう

岩本まりよ

スタートラインは同じでもグングン伸びていく新人は責任感が違います。CAとして社会人デビューした筆者が入社後に感じた「学生時代からやっておけば良かった」と後悔したことをお教えいたします。入社してから焦らないために、新社会人に必要な心得を今から習慣化してみませんか?

入社してから差がつく!学生のうちに準備しておけば良かったこと

以前の記事、あなたの日本語は大丈夫?新人が「英語」の前に求められることでは、社会人としてまずは日本語を正しく使うことが大事だとご紹介いたしました。

今回は、新人客室乗務員時代を振り返りながら、学生の間にやっておけばよかったと思うことをご紹介いたします。



訓練が終わって、OJTとして乗務する瞬間から、プロの客室乗務員としてお客様から見られています。

学生と社会人とでは「責任感」の重さが大きく変わってきます。

そしてその「責任感」が身についている新人はグングン周りと差を付けていきます。


実務のことではまだまだ分からないことがたくさんあると思いますが、その時の負担を少しでも軽くすべく、今から準備して習慣化できることはやっていきましょう。


客室乗務員の新人として必要なことはもちろん、社会人の新人として必要なこともたくさんありますよ!


乗務に直結!天気予報を毎日チェック

客室乗務員としてまず最初に身に付ける責任感が安全業務についてです。

サービス中も、安全について常に考えています。

出社してから、業務終了まで、安全運航に対して一切気が抜けません。


そして、客室乗務員にとって、安全を守るための重要な情報が天候です。

その日の天候(気圧・雲の動き)によって、1便1便全く違うフライトになります。

私はOJTが始まるまで、こんなにも天候が仕事に関わってくるとは思いませんでした。


一番わかりやすいのは、晴れの日のフライトと雨の日のフライトに搭乗することかもしれません。

天候によって、サービスプランも違います。

天候が悪ければ、サービスを中断・中止しすることもあり、速やかに安全確認業務を行えるよう備えるのです。


重要!天候が分かれば予測して動けるようになる

飛行機に乗っていて揺れが続いた経験はありませんか?


「突然の揺れにご注意ください。」や、「これから揺れることが予想されます。シートベルトをしっかりとお締めください。業務連絡です。客室乗務員も着席してください。」などの機長アナウンスのフレーズを聞いたことがある方もいるのでは?


皆さんが飛行機に乗って体感したこと全てが、CAの仕事に密接に関わっています。


できる新人は、

・今日は揺れそうだから酔い止めを飲んでおこう。

・今日は揺れそうだから、お客さまに酔い止めを頼まれるかも。酔い止めの知識をもう一度確認しておこう。

・今日はミール(機内食)を食べる時間がないかもしれないから、多めに朝食をとっておこう。

など、いろいろな予測ができるようになり、フライト中も頭を整理することができます。


飛行機移動の多い常連のお客さまは、天候によって私たちができることが違うということを大変よく分かっていらっしゃいます。

「今日は、揺れて大変だと思うからコーヒーのおかわりは大丈夫だよ。」

「上空は揺れると思うから、先にキャンディーをもらってもいいかな。」

など、天候を踏まえて、私たちの動きを予想されています。


訓練やOJTに入ってから、天候や揺れによって自分の動きも1つ1つ変わるんだと気づくのではなく、訓練中から常に天候も予測しながら訓練に臨めるよう、心の準備をしておくだけでもだいぶ違うはずです。

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