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パーフェクトに見えて実は…!?CAのマル秘失敗談 (2/2ページ)

kico

日々、見られている意識を持ち、パーフェクトに見られることの多いCA。しかし、いつもいつでも完璧な人はいません。CAも失敗するし、失敗したら落ち込みます。「CAって親しみやすい存在だったのね。」と思ってもらえるような、ちょっと笑える失敗談をお見せしちゃいます。

合言葉は「エプロン持った!?」

私が乗務していた時、離陸してシートベルトサインが消えると一番にすることが、エプロンに着替えることでした。(現在、JALではエプロンを着用していません。)


ドリンクサービス、あるいは国際線のミールサービス中はスカーフを外しエプロンに着替えていたのですが、少しでも時間を短縮するために、CAは様々なところにエプロンをセッティングしていました。

CAシートのすぐ近くだったり、GLY(=機内の台所・ギャレー)内のコンパートメントの中だったり。


そして、その日の乗務を終えてシップを後にするのですが、私は何度かやってしまいました。

エプロンの機内残置です。


お客様が降機され、機内の忘れ物をチェックし、いざ自分が降りる際に忘れてしまうのです。


すぐに気づけばシップに取りに帰れますが、気づかないままだとシップはそのまま次のフライトで飛んで行ってしまいます。

ステイ先に向かうタクシーの中で忘れたことに気づいた時は「あ!!!!」と、顔が青ざめたものです。


幸い、シップを引き継いだCAの方が空港の航務に届けてくださって、翌朝フライト前にピックアップすることができましたが。

国内線だと、一日の間にシップを乗り換えることもあったので、シップを降りる時の合言葉は「エプロン持った!?」が定番でした。

お客様のお忘れ物はくまなくチェックするのに、自分のエプロンはころっと忘れてしまう、そんなCAは私以外にもいたはず!


CAはパーフェクトに見られがちですが、それぞれがそれぞれの失敗談を必ず持ち合わせています。


もちろんプロとしてフライトに臨むことは当然ですが、パーフェクトな佇まいの裏には、ちょっとくすっとしてしまう失敗談が隠れているかもしれませんよ。

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