【CAから秘書へ】CAのキャリアをフルに活かす道!~CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.5~
セカンドキャリアについて考えた時、多くの業界・会社・職種があり、それぞれの持つスキルや経験をどのように活かし、未来につなげていけばよいのか分からないという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは転職をお考えのあなたへ、元CAに聞く「CAの転職&セカンドキャリア体験談」をリレー形式でお伝えして参ります。
【第5回】 「CAの転職&セカンドキャリア体験談」
「今までのキャリアを活かして違う仕事をしてみたい」
「子供を産んでからも自分のペースで続けられる仕事を見つけたい」
「好きなことを活かしてマイペースに起業したい」
そんな風に思っていている女性も多いのではないでしょうか。
でも実際に行動に移そうとすると「何がやりたいのか分からない」、「自分のスキルやキャリアをどう活かしていけばよいか分からない」など数々の悩みが出てくるもの。特にCA(客室乗務員)は一般的に「潰しがきかない」と言われている職業ですが、そのキャリアや自分の趣味や特性を活かして輝かしいセカンドキャリアを手に入れている人もたくさんいます。
ここでは転職をお考えのあなたへ、「CAの転職&セカンドキャリア体験談」として生の声をお伝えして参ります。
CAの方もそうでない方も参考にしていただけたら幸いです。
第5回:堀 希和子
航空会社:日本航空(2007年~2010年)
国内線/国際線:国内線・国際線
現在の職業職種:社長秘書
CAから転職後、秘書になる方は割と多いかと思います。特にセカンドキャリアとして秘書を考えている方に、実際に秘書に転職した私が感じたことをお伝えいたします。
転職を考えるようになったきっかけ
キャビンアテンダントになった方のほとんどは、長年の夢を叶えた!方ではないでしょうか?
もちろん、私もその一人。キャビンアテンダントになりたくて、大学生の時は交換留学後に卒業できる単位を持っていたにもかかわらず、
留学と就活のタイミングが合わなかった為、1年留年を決めた位です。
そこまでして入社することができた憧れの航空会社。
もちろん、仕事はとても楽しくやりがいを感じ、先輩や同期にも恵まれて、フライト生活を満喫しました。
そんな私が転職を考えるようになったきっかけは、ちょっとした体調の不調です。
もともと、大学生の時に患った椎間板ヘルニアと慢性的な鼻炎が、私にとってはとても弱みでした。
意外と辛かったのは鼻炎。
単なる鼻炎?と思うかもしれませんが、キャビンアテンダントが鼻炎をこじらせると、「航空性中耳炎」に罹ります。
「航空性中耳炎」はいわゆる職業病。
診断された場合は乗務停止にもなり、実際に尋常じゃなく耳がつまって痛いので、離着陸には耐えられません。
ある時、また鼻炎をこじらせてしまい、すでにフライトしていたこともあり、ステイ先の地方の病院の耳鼻科にあわてて駆け込んで、耳の詰まりを抜いてもらいました。
あまりの痛みでその場で貧血になり、病院で休んだ後なんとかホテルに戻ったものの、翌日のフライトへの不安も高まる一方。。(フライトしましたが!)
ちょうど自分のキャリアについて考え始めていたこともあり、このままこういう不安を抱えながらフライトするよりもいっそ新たなキャリアに進むことも本格的に考えなくてはいけないかな、と思い始めました。
キャビンアテンダントの仕事に健康は不可欠。
特異な環境に身を置くからこその、こういう小さな不調が自分のフライト生活を左右します。
漠然と抱えていたこのままで大丈夫かな?という気持ちが、一歩踏み出そうという気持ちに変わって行ったきっかけでした。