転職を考えているCAの方へ!異業種への転職で不利にならないために今できる3つのこと
コロナ禍で転職を考えているCAも増えていると聞きます。CAから異業種への転職は難しいというイメージをお持ちの方も多いようですが、筆者は決してそのようなことはないと考えています。ただ、転職活動の際には工夫が必要になるのは事実。ここでは、異業種への転職で不利にならないために今からできる3つの準備を、キャリアコーチの視点で伝授します。
CAから異業種への転職は難しい?
「CAから異業種への転職は難しそう」そのような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
筆者はそのようなことはないと思っています。
ただ、CAは専門的な職種であるため、気をつけないと転職活動において不利になってしまいやすい要素があるのも事実です。
ここでは、CAで培ったスキルを活かしてキャリアチェンジをしたいあなたへ、キャリアコーチの視点から、転職活動で選ばれるために今できる準備を伝授します。
基礎的なパソコンスキルは身につけておく
CAの仕事ではPC作業をすることがほとんどないため、CAから異業種に転職する際にネックとなるのがPCスキルです。
これからどのような業種に就く上でも基本的なPCスキルは必須になります。
「私には無理」とあきらめず少しづつ慣れておきましょう。
最近は、ネットでも簡単に操作方法を学べる動画もたくさんあります。
まずは、Word,Excelの基礎を自分で学んでおくと、転職のチャンスも広がりますし、転職先でも慌てずに業務に取り掛かれます。
必ず役に立ちますので、今のうちに準備を進めておきましょう。
CAスキルで培ったものを2種類に分けてリストアップ
2つ目の準備は、CAキャリアで培ったものや習得したことを書き出すことです。
この時のポイントは、「有形」と「無形」の2パターンに分けて書き出していくこと。
「有形スキル」は、チーフやパーサー、インストラクターの経験、ソムリエ等、資格や実績として形に残るものです。
一方「無形スキル」は、日常業務で身につけたスキルのこと。
例えば、安全業務、タイムマネジメント、リスクヘッジ、おもてなしの心などです。
書き出してみると、CAキャリアで身につけたものは「無形」が多いことに気づかれると思います。
これに気づかず、一般的に履歴書に書く「有形」のスキルばかりに目を向けてしまうと、アピールポイントが全然ないと自信を失うことになってしまいます。
CAキャリアを分かりやすい表現に言い換える
3つ目の準備は、リストアップをしたスキルを、誰が聞いても分かりやすい表現に変換することです。
有形スキルは誰が見ても共通理解を得られるものが多いですが、無形のスキルは異業種の方から見ると理解しづらいものもあります。
それでは、せっかくのアピールポイントも相手に伝わらずに終わってしまい、もったいないですよね。
例えば「タイムマネジメントスキル」を説明する場合には、「時間感覚を持って複数の業務をこなすことができます」というように、先方が想像できるように具体的にさせておきましょう。