最前列は意外なデメリットあり!?機内座席の選び方をCA目線で伝授!
機内で快適に過ごすために、座席選びはとても重要!寝たい、映画を見たい、仕事をしたいなど、過ごし方に応じて、選ぶべき座席は変わってきます。ここでは快適な座席の選び方をCA目線で2回に分けてお伝えいたします!今回は人気の最前列の座席について、メリットと意外と知られていないデメリットをご紹介します。
座席で決まる!?フライトの快適性
フライトの快適さを最も左右すると言っても過言ではないほど、座席選びは重要なポイントです。
十分なパーソナルスペースがない中、何時間も過ごすのは私たち人間にとってはとってもストレスフル。
例えば、窓側の座席では外の景色を楽しんだり、ゆっくり眠るには適しているかもしれませんが、お手洗いに行くには一苦労ですよね?
一方、通路側の座席では、人がお手洗いに行くたびに見ている映画の画面を遮られたり、CAが奥のお客様に手を伸ばすたびにパーソナルスペースを侵害されているという気分になったりします。
結局どこの座席でもそれなりのストレスは発生してしまうのかもしれません。
そんな中でも、どういう座席が快適に過ごしやすいか、それぞれのメリット、デメリットを含め、CA目線でお伝えいたします!
機内を熟知しているCAだからこそ知っているポイントもたくさんですよ!
一番人気の非常口座席!快適度はどのくらい?
エコノミークラスで一番人気の座席と言えば、非常口座席です。
一番前なので足を広く伸ばせることもあり、特に男性に人気ですね。
長時間のフライトであれば、足を伸ばせることは、とっても大きなメリットだと思います。
一番前の座席なので、お手洗いに行くにも全く苦労しません。
CAと向かい合わせで座ることができるという点も、男性に人気なポイントですよね。
実際に、非常口座席での出会いがきっかけでお客様と結婚した先輩もいらっしゃったので、確かにチャンスはあるのかも!?
非常口座席は、事前の座席指定は、エアラインの上顧客にしかできないよう設定されている場合もあります。
ただ、この座席、本当にどのお客様にとっても快適なのでしょうか?
実は非常口座席にもデメリットあり!
例えば、非常口座席は、映画を楽しみたい方や食事を楽しみたい方にはあまりオススメできません。
通常、個人画面やテーブルは前の座席に付いているものを使用しますが、非常口座席の場合一番前の座席のため、アームレストに収納されている個人画面とテーブルを出して使用します。
現在、エアラインのハードのレベルは格段に上がっており、エコノミークラスの個人画面もかなり大きくなりました!
しかし、一番前で使う個人画面はとても小さいのをご存知ですか?
せっかくの迫力あるアクション映画も、かなりコンパクトなサイズで見ることになります。
また、離着陸時には個人画面は収納しなくてはいけません。
通常の座席であれば、出発早々、到着ぎりぎりまで映画を楽しむことができますが、個人画面の収納のため、合計30分くらいは他の方より映画を見れる時間は短くなります。
テーブルもいちいちアームレストから引っ張り出さなくてはいけないため、食事をゆっくり楽しんだり、PC作業をするにはあまり向きません。
また、非常口座席は、ドアのすきま風をダイレクトに受けるので、とても寒いのです。
元々機内は寒く感じますよね。
そのうえ冷たいすきま風を感じるので、体感温度は他の座席よりかなり寒いと思います。
足元の広さが一番!という方は非常口座席が快適だと思いますが、場合によってはデメリットを感じることもある座席なのです。