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元CAママが考える旅育プラン!夏の北海道で体験したい3つのアクティビティとおすすめスポットとは

清水 裕美子

家族旅行を通して子供の心身の成長を促そうという「旅育」という考え方は、CAママの間でも意識する人が増えてきています。なかでも夏の北海道は旅育にぴったり!ここでは夏の北海道で体験したい3つの旅育プランとおすすめスポットを、実際に6月に訪れた北海道旅行を例にご紹介いたします。

CAも注目する「旅育」とは?

家族旅行を通して子供の心身の成長を促そうという「旅育」という考え方は、CAママの間でも意識する人が増えてきています。


東洋大学 国際観光学部の森下晶美教授は、「旅育とは、旅は人間性の成長を促すとする考え方で、旅によって得られる知識や興味・価値観の広がり、共感力を人の成長に役立てようとするもの」と定義されています。


そんな旅育に、夏の北海道はぴったり!


ここでは夏の北海道で体験したい3つの旅育プランを、実際に6月に訪れた北海道旅行を例にご紹介いたします。 




夏の北海道がおすすめな理由

今回の旅行に北海道を選んだ理由は以下の3つです。


・梅雨も短く猛暑の日も少ないので過ごしやすい日が多い

・広大な自然を利用したアウトドアアクティビティもしやすい、

・富良野のラベンダーなど美しい花を鑑賞できる


私が子供の頃もよく家族旅行で夏の北海道を訪れていたので、夏の旅先の定番の一つです。


今回は、私の両親、妹家族(姪2歳)、我が家(5歳と1歳の息子)と三世代・三家族の総勢9名で北海道を訪れました。




旅育プラン1. チーズ作り体験で食への興味と感謝を育む

北海道の特産品といえば、牛乳やチーズなどの乳製品。5歳の長男も「北海道で美味しい牛乳とチーズがたくさん食べたい!」と楽しみにしていました。


ただ食べるだけではなく、実際に自分でチーズを作ってみることで食への興味や感謝の気持ちを育むことができたらと、富良野のホテルのコンシェルジュの方におすすめしていただいた、「富良野チーズ工房」を訪れました。


こちらでは、チーズ作り体験の他、アイスクリームとバターも手作り体験をすることができます。


今回は、発酵させずに約1時間で完成するマスカルポーネチーズ作りを体験しました。

体験料は1,000円(税込)でマスカルポーネチーズ100gを作ることができます。



富良野チーズ工房オリジナルの牛のエプロンをつけて体験スタート!

まずは富良野産のノンホモ牛乳と生クリームを弱火にかけて混ぜていきます。




「チーズってこうやって作るんだね」「本当にこれでチーズができるのかな?」と興味津々の様子。

母としては、先生の説明をしっかり聞き、段取りをしっかりと把握していることに驚きました。


まず何もつけないで試食、その後塩を少しかけて試食、と食べ比べ。何もつけないとほとんど味がしなかったようなのですが、少し塩をかけることでチーズの味に大変身。


「すごい、チーズの味になった」と驚いていました。


パッケージの絵も自分で描き、世界で一つのオリジナルのチーズが完成。





大好きなチーズを自分で作ったということに達成感を感じたのと同時に、チーズを試食した私たちや両親たちが「美味しい!おかわりしていい?」と喜んでくれるのがとても嬉しかったようで、「僕が作ったチーズをみんなが美味しいって食べてくれるのが嬉しい」と話していました。


想定外でしたが、料理を作る側の気持ちを体験できたことも大きな収穫の一つだったと思います。


体験後は同じ建物内にあるピッツァ工房でランチ。


こちらのピッツァ工房では、チーズ工房で作られたモッツアレラチーズがふんだんに使用されていることはもちろん、材料の小麦粉やトマト、たまねぎも地元産のものが使用されています。


また、窯は本場イタリアのナポリから取り寄せた“まき窯”で、ナポリで修行した職人さんが焼きあげているのだそう。


ピッツァを作るところを見学していたのですが、窯に入れてから取り出すまでの時間はとても短く(1〜2分くらい)驚きました。

高温短時間で焼き上げることで、外はカリッ、中はモチモチの仕上がりになるそうで、遠方からのリピーターさんも多いとのこと。



定番の「マルゲリータ」、北海道産の甘みのある玉ねぎとマッシュルーム、ニンニク、トマト、バジル、モッツアレラをトッピングした「タマネギ」、チーズ工房で作った5種類のチーズをトッピングした「ふらのチーズスペシャル」をいただきましたが、どれも本当に美味しくて、子供たちも大喜びでした。



富良野チーズ工房

http://www.furano-cheese.jp



また、宿泊した星野リゾート トマムでは、トマム ファームをお散歩しながら牛やヤギなどの動物たちと触れ合いました。



そして朝食の時にその牛たちの牛乳をいただいたり、その牛乳から作られたソフトクリームを食べることで、「牛乳は牛のミルク」ということが実体験として学ぶことができたと思います。


旅先では特産品を通して食への興味を深めると共に、食への感謝の気持ちが育まれたらと考えています。


星野リゾート トマム

https://www.snowtomamu.jp/summer/




旅育プラン2.  季節の花を鑑賞して自然への興味と感性を育む

旅先では、その土地ならではの自然に触れ合うことも大切にしています。


夏の北海道といえばラベンダー。ラベンダー畑で有名な富良野の「ファーム富田」と、四季折々の色とりどりの花が楽しめる美瑛の「展望花畑 四季彩の丘」を訪れました。


長男の幼稚園のお勉強で、お花の絵と季節を結びつけるという問題があったのですが、知識として暗記するのではなく、体験を通して学ぶ機会を作りたいと以前から思っていたことも、今回お花畑をプランに入れた理由の一つです。


ファーム富田では早咲きから遅咲きまで5種類のラベンダーが栽培されているので、訪れたのは見頃にはまだ少し早い6月下旬だったのですが、美しいラベンダーを見ることができました。



ファーム富田の中央付近に位置する「倖の畑」では、4種類のラベンダーが織りなす紫のグラデーションを楽しむことができます。


長男は「これがラベンダーの香りか」と、ラベンダーの香りが気に入ったようです。


「ラベンダーの香りをかぐとよく眠れるんだよ」と言うと、「じゃあ夜よく眠れるようにかいでおこっと」と一生懸命香りを嗅いでいました。(寝る時に嗅がないと意味がないと思うのですが)



ファーム富田

https://www.farm-tomita.co.jp




四季彩の丘では、4月下旬から10月下旬頃まで、四季折々の花が楽しめます。

園内を一周するトラクターのバス「四季彩ノロッコ号」に乗りお花を鑑賞しました。




バスの中からは、空と雲、そして一面に咲き誇った季節のお花が織りなす、まるで絵の具のパレットのような世界を楽しむことができます。



長男は、「マリーゴールド、サルビア......」などカタカナで書かれたお花の名前を読みあげながら、「これはラベンダーと似てるけどラベンダーじゃない」、「さっきと同じお花だ」、「このお花はまだ咲いてないね」など、お花鑑賞を楽しんでいました。


一周15分なのですが、降りたあとも「もう一回乗りたい!」と言うほど楽しかったようです。



展望花畑 四季彩の丘

https://www.shikisainooka.jp



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