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日本のお正月と似てる?シンガポールのチャイニーズニューイヤーをレポート!

若狭 遥

2020年のチャイニーズニューイヤーは1月25日と26日。シンガポールでも街中で盛大にお祝いします。ところどころ日本のお正月と似ている文化もあり、とても興味深いチャイニーズニューイヤー。在住5年目の筆者が、シンガポールのチャイニーズニューイヤーについてご紹介します。

シンガポールのチャイニーズニューイヤーって?


チャイニーズニューイヤーは、春節もしくは旧正月と呼ばれる太陰暦の年始を指し、中華圏の人たちにとっては盛大にお祝いをする休日期間です。


2020年のチャイニーズニューイヤーは1月25日、26日の2日間。


国民の76%を中華系民族が占めるシンガポールにおいても、この期間は特別な雰囲気が漂います。


シンガポールのチャイニーズニューイヤーはどんなものなのでしょうか?


今回は在住5年目に突入した筆者が、チャイニーズニューイヤー期間のシンガポールについてご紹介致します。




赤と金の飾りが街中を彩り、お年玉の習慣も! 


シンガポールでは1月1日を過ぎると、クリスマスや年末の雰囲気から徐々にチャイニーズニューイヤーへのお祝いムードに変化していきます。


毎年チャイナタウンの大通りには、その年の干支や、縁起物をモチーフにした飾り付けが施されます。チャイニーズニューイヤーのお飾りは赤色と金色のものが多く、チャイナタウンのお土産ストリートはとても豪華な色合いに染まります。


オフィス街においても、街角のお店で赤い封筒を目にすることも多くなります。これは紅包(アンパオ)と呼ばれる、いわば日本のお年玉のようにお金を包んで渡すための封筒です。


綺麗な柄や、デザインの美しいものが沢山あるので、つい手に取って見入ってしまいます。


チャイニーズニューイヤーの時期にしかお目にかかれないものなので、今年もこの時期が来たんだなと1年の経過を感じます。



新年を祝う食べ物・ローヘイで開運祈願!


日本ではお正月におせち料理を食べるように、シンガポールではローヘイというお正月料理をいただきます。


ローヘイのセレモニーはとても特徴的。


野菜や海藻、刻んだナッツ等が、大きな丸いお皿にカラフルに盛り付けられて運ばれてきたかと思えば、おまじないのような声掛けに続いて、サーモンの切り身やソースがどんどんかけられていきます。そして菜箸よりも長いお箸が一人一人に配られ、皆で一気にそのサラダを高くつまみ上げて混ぜるのです。


高く持ち上げるほど、幸せをもたらすと言われ、みんな立ち上がった状態で行います。


ローヘイのセレモニーが終わった後のテーブルは、食材が飛散ってビックリするような状態になりますが、混ぜた物はちゃんとみんなで頂きます。海鮮サラダのようで、前菜にちょうど良い味だと私は感じました。


会社の同僚たち、友人たちとのローヘイは、季節行事として私は毎年密かに楽しみにしています。




シンガポールでも獅子が舞う!ライオンダンス


チャイニーズニューイヤー前後の時期に、激しい太鼓とシンバルの音が聞こえてきたら、それはライオンダンスです。


二頭の獅子が太鼓のリズムに合わせて踊ることで、繁栄と幸運をもたらすと言われているそうです。


このライオンダンスのライオンは、カラフルな毛色と飾りがまぶしく、目が大きく愛嬌のある顔をしています。日本の獅子舞の凛々しさとは少し違いますね。


初めて見た時は、身体にまで響くような大音量が鳴り響くパフォーマンスにかなり驚きましたが、今ではチャイニーズニューイヤーの風物詩のような感覚で眺めるようになりました。


ライオンダンスは、開店セレモニーや、新年の商売繁盛を祈願して行われることもあります。


運が良ければ、レストランやお店の入り口でライオンダンスのパフォーマンスを見ることができるかもしれませんね。


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