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押さないのは日本人だけ?コールボタンの大切な役割と活用術 (2/2ページ)

藤原 絵里

飛行機に乗っても、コールボタンを押すのを遠慮していませんか?海外のお客さまは気軽に利用されているんです。上手に利用して、さらに快適な空の旅に!


コールボタンでことなきを得る

コールボタンが鳴ると、まずは緊急事態を考えて、できるだけ早く対応します。

訓練で、そう教わります。

機内は、気圧の関係や時差、乾燥で、地上にいる時よりも体調が変わりやすいので、注意が必要です。

例えば、いつもの量のアルコールを摂取しても、機内では酔いやすくなってしまいます。

お隣のお客さまが気づいてコールボタンを押して知らせてくださって事なきを得たことも。

コールボタンには、少しでも調子が悪い時に遠慮なくCAを呼ぶための大切な役割があります。




コールボタンにはちゃんと意味がある 

日本人のお客さまで、CAが通りがかった時に、エプロンや腕に触れたり、通路に手を出して引きとめる方がいらっしゃいます。

声をかけるのを躊躇されてのことだと思いますが、CAはとても驚きますし、CAの国籍によってはそれが罪になることもあるので注意が必要です。

コールボタンを押していただくと、その座席エリアの担当が伺います。

歩いているCAは、別のクラスやエリアの担当だったり、何か用事があって歩いていることも。

例えば、用事があって後方から前方に歩いているCAがお客さまに呼び止められても、エリア担当のCAにインターフォンで電話をしてお客さまの対応をしてもらう、なんてこともあります。

ですので、どんな些細なことでも、用事がある時は遠慮なく押して呼んでいただいて大丈夫なのです。


快適なフライトを過ごすためにも、ぜひコールボタンを上手に活用してくださいね。




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