伝統的建造物と現代アートのコラボレーション 「DENKEN WEEK 2021」11月20日から開催

九州で初めてDENKENに指定された宮崎県日南市の城下町飫肥（おび）エリアとは？

“DENKEN”という言葉を聞いたことがありますか？

DENKEN（デンケン）とは、「重要伝統的建造物群保存地区」の略で、文化庁が城下町、宿場町、門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みをデンケン地区として選定しています。

そのデンケン地区に九州で初めて選定されたのが、宮崎県日南市の城下町飫肥（おび）というところです。

かつて城下町として栄えた飫肥は、飫肥城をはじめ、武家屋敷や風情ある石垣が残るノスタルジックな町並みなどが今でも多く残り、まるでタイムスリップしたかのような風景に心癒される場所です。

伝統的建造物と現代アートのコラボレーション「DENKEN WEEK 2021」　

その飫肥地区の風情ある武家屋敷の町並みにもっと親しんでもらおうと企画されたのが「DENKEN WEEK」。

2018年より過去3回開催し、コロナ禍以前には、国内はもちろん、海外からも多くの観光客で賑わっていました。

新型コロナウイルス感染症も落ち着いてきた今年は「DENKEN WEEK 2021」と題して、ロンドンやニューヨーク、香港など世界10ヶ国における個展、アートフェアに出展する宮崎県出身の美術家・小松孝英さんを総合プロデューサーに迎えて11月20日（土）～28日（日）まで開催します。

現代美術家、花道家、書道家、陶芸家とあらゆる美術家により、飫肥地区の伝統的建造物がアート作品に生まれ変わります。

まるで飫肥の町並みすべてが大きな美術館になったように感じる9日間です。

飫肥の歴史・伝統・文化と現代アートとコラボレーションという不思議なマッチングで新たな旅に出たかのような感覚をお楽しみください。

期間中は、飫肥DENKEN 歴史バス（無料）が各会場周辺を周回するので、歩く心配もなく観光を楽しめます。

「DENKEN WEEK 2021」主なプログラム

タイムマシン（秘密基地）現る！

タイムマシン（秘密基地）が飫肥城大手門・豫章館・五百禩神社などの3ヶ所に出現。

飫肥DENKEN寺子屋

11月20日（土）、21日（日）、23日（火・祝）、27日（土）の4日間、参加アーティストによるワークショップを開催。

＜11月20日（土）10時～　会場：豫章館＞※先着15名

花道家・永友美奈子氏による好きな植物を秋の実物や植物を箱や薬瓶につめてアレンジする秋を楽しむワークショップ

＜11月21日（日）13:00～13:45　会場：藩校振徳堂＞

書道家・今井美恵子氏による「写経体験」

 ＜11月23日（火・祝）13:00～14:45　会場：藩校振徳堂＞

日本画家・中嶋美穂子氏による日本画体験「岩絵具で描こう」

 ＜11月27日（土）13:00～14:45　会場：藩校振徳堂＞

画家・川畑律子氏と画家・黒木南々子氏による「干支の絵馬を作ろう」

申し込みに関しては、日南市教育委員会生涯学習課（0987ｰ31-1145）までお問い合わせください。

各会場とも当日定員に達した時点で締め切ります。

DENKEN　ART

建造物の空間まるごとアーティストが芸術品に仕上げます。

＜各伝統的建造物とコラボするアーティスト＞

・旧山本猪平家：現代美術家・中村禎仁氏

・豫章館：花道家・永友美奈子氏

・御数寄屋：書道家・今井美恵子氏

・旧高橋源次郎家：画家・入江万理子氏

・藩校振徳堂：画家・黒木南々子氏

・伊東邸/ぎゃらりー後町：陶芸家・園田空成氏・中村真由美氏・中島博氏

・ギャラリーこだま：画家・川畑律子氏/緒方智奈美氏/安藤宜晃氏/日本画家・中嶋美穂子氏

 コロナ禍でなかなかお出かけする機会がなかった方ものんびり散策しながら“わくわくする”時間を過ごすことができる「DENKEN WEEK 2021」。

伝統的建造物と現代アートの時空を超えたコラボレーションを楽しめるので、この機会にぜひ訪れてみては。

「DENKEN WEEK 2021」開催概要

期間：11月20日（土）～28日（日）　9：30～16:30

会場：飫肥伝統的建造物群保存地区内及び周辺

入場料：無料

主催：日南市（企画・運営）・株式会社狼煙（企画・運営）

協力：飫肥城下文化財を活用した観光まちづくり事業協議会/一般社団法人宮崎県建築士会・日南支部

総合プロデューサー：美術家 小松 孝英

詳しくはこちら

公式サイト：https://denken-obi.jp/denken/

日南市教育委員会生涯学習課 0987-31-1145

日南市総合政策部総合戦略課 0987-31-1128