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趣味やプレゼントにも!フランス伝統手芸カルトナージュの魅力

矢野 亜希子

世界中を飛び回るCAは、各国の文化にも興味津々。その国ならではの伝統や文化を知ると、観光にも深みが増しますよね。今日は、旅と文化が大好きな筆者が、フランスの伝統手芸「カルトナージュ」についてご紹介したいと思います。

海外の伝統文化を楽しもう

日頃から世界中を飛び回るCAは、色んな国の文化についても興味深々。

旅先で、有名な建築物を見るのももちろん楽しいけど、ハワイでウクレレを習う、スペインでフラメンコを見る、タイでムエタイを体験するなど、その国ならではの伝統や文化を知るのも旅行の醍醐味ですよね!

今日は、旅と文化が大好きな筆者が、フランスの伝統手芸「カルトナージュ」についてご紹介したいと思います。




カルトナージュとは?

 「カルトナージュ」。

聞いたことない方も多いと思いますが、手芸好きの方なら体験教室に行ったことがあるという方もいるのではないでしょうか?

日本でもお教室をされている先生も結構います。

カルトンとは、フランス語で厚紙のこと。

「カルトナージュ」は、厚紙で組み立てた箱などに紙や布を貼り付けて可愛く仕上げるフランスの伝統手芸のひとつです。

裁縫箱、本のカバーや手帳、フォトフレームなどを作ることが多いです。




こちらは変り種の手紙入れ。



起源は諸説ありますが、18世紀、南フランスで蚕のまゆを入れるために厚紙の箱をキレイに装飾したのがはじまりだとか。

繊細で貴重な品物の品質を保つために生まれた手芸なんですね。

19世紀末には、フランスの上流階級のご婦人の間でカルトナージュが趣味として流行し、デザインの美しさを競うようになったと言われています。



箱の装飾には、フランスでは紙を使うことが多い一方、日本では布を使うことが多いようです。日本でも華やかな和紙を貼った和紙箱があるので、親しみの持てる手芸です。




とにかくかわいい!


女の子は誰だってかわいいものが大好き!

カルトナージュは、箱にするか手帳カバーにするのか等作るものを選ぶところから、使う布の柄・色、イラスト、刺繍を入れるのか、などなど、作る過程が楽しめます。

組み合わせ次第で全く違うものが出来上がるところも、カルトナージュの醍醐味。


作家さんごとにデザイン、使う材料などテイストが全然違うので、ネットで検索していろんな人の作品を見ているだけでも楽しめます。

最初は必要なものが全て揃ったキットから挑戦して、基本をマスターしたら、自分だけの作品を作ってみたいですね。

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矢野 亜希子

こんにちは! 元CA、現在IT関係の会社代表をしている矢野亜希子です。 大学生の頃からフランスが好きすぎて、パリに2年住んだ後は、東京のプチ・フランスとよばれる神楽坂近くに住んでいます。現役の頃は、長期休みはほとんどパリで過ごしていました。何事にも自分の意見を持ち 、まっすぐ生きるフランス人。女性がしっかり活躍できるフランスという国、その深い文化が大好き。もう10年近く、フランスには毎年訪れています。CAメディアでは、特にフランスについて、パリジェンヌの生き方について、日本で感じられるフランスの魅力についてなどを書いていきたいなと思っています。 CAとしての乗務の経験は2年半。国内線のみでしたが、現役の頃に得た「旅が好き」という気持ち、機内でお客様と心を通わせて聞いた意見、オフに気軽に世界各地を飛び回った経験などが、今の自分のあり方に大きく繋がっています。これまでに訪れた国は23カ国。現在は起業し、旅そのものや世界各地の魅力を伝えられたらと、あたらしい旅先の過ごし方を見つけられるWebサービス「TABITICKET」を運営しています。時々、フランス語通訳としても活動。ライフイベントやプライベートも大切にしながら、好きなことで輝ける「女性らしい働き方」を模索中なので、そういった発信もできれば幸いです。 趣味は旅と写真と、ものづくり。家にいる時間は、なるべくクリエイティブでいようと心がけています。たくさんの人にフランスの魅力、旅のおもしろさなどをお伝えできれば嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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