私の不妊治療体験談。原因不明不妊、顕微授精、繋留流産を経て6年で双子を妊娠するまで (2/2ページ)
5.5組に1組のカップルが取り組んでいると言われる不妊治療。しかし語れる「場」が少なくて一人で悩んでいる方もたくさんいます。私自身不妊治療でとても辛く苦しい思いをしてきました。今回は同じように悩んでいる方の参考になればと思い、原因不明不妊、顕微授精、繋留流産を経て6年で双子を妊娠するまでの、私の不妊治療体験談をお話できたらと思います。
妊活・不妊治療について語り合える世の中に
「生殖物語」という言葉を聞いたことはありますか?
人は幼いころから「生殖物語」という、自分が主人公の物語を紡いでいると言われています。
前述の通り検査や治療に踏み切り頑張るカップルは5.5組に1組、そして、3組に1組のカップルが「不妊かも…?」と悩んでいるそうです。
そしてそこには幼いころから大切に紡いできた「生殖物語」を書き換えなければいけないという「喪失」に直面するカップルがいるということ。私は「生殖物語エディター」として、「あれ、私の人生これからどうなっていくの?」と、何らかの岐路に立っている方たちに寄り添い、「生殖物語」の編みなおしのお手伝いをしています。
もっともっと、不妊治療について語れる「場」が増えていってほしい。
今、悩みに直面している人、悩むほどではないけどモヤモヤしている人が気軽に相談できる世の中になってほしい。
そう願っています。
不妊治療と仕事の両立、妊活と女性のキャリアについてといったテーマの記事を今後発信して行けたらと思っています。