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【コロナに負けない!現役CAポジティブチャレンジvol.2】自分と向き合い一歩を踏み出したCA (2/2ページ)

Chie

新型コロナウィルスの影響でフライトがなくお給料が激減、フライトに行けば感染リスクと隣り合わせと、厳しい状況にあるCA。そんな中でも、自分を見つめ直したり、スキルアップに励むなど、前向きに動いている現役CAのポジティブチャレンジをリレー形式でご紹介していきます。 第2回目はコロナを機に自分と向き合いこれまで心に秘めていたことに一歩踏み出したchieさんが登場!


3. 丁寧な暮らし

なんだ、そんな当たり前のことか…...と思われる方もいるかもしれませんが、長年客室乗務員をしている私には規則正しく生活する事はしたくても出来なかった事であり、すっかり忘れていた生活でした。



朝日を浴びて起床し、夜暗くなったら寝ること。

三食決まった時間に食事ができること。

新鮮な食材を買って料理を作り、ゆっくり食べること。

体を少し動かす為に、外の空気を吸って自然を見て感じること。

家族や大好な人達の声を、離れていても毎日聞くことができること。



海外を飛び回っていた私は、常に夏と冬が交互に来るような生活をしていましたが、毎日日本で過ごせることで、ちょっとした季節の移ろいや気温の変化を感じ、忘れかけていた日本の四季の美しさを改めて感じることが出来ました。


また、今までは忙しくて自分の生活でいっぱいいっぱいになっていましたが、毎日家族や大切な人の事を考えて、体調は大丈夫かな?元気かな?と思いやる余裕が生まれてきました。


外出自粛で人と会えない生活が続いていますが、電話で声を聞くとこんなにホッとするんだという事に気付く事もでき、日々の当たり前の生活の中にある幸せ瞬間を再発見しています。


医療従事者の方をはじめ、私達の日々の生活を支えるために働いてくださっている方々には、感謝してもしきれないほどの気持ちです。


休む暇なく第一線で戦ってくださり、丁寧な暮らしどころではないという方々も多くいらっしゃると思います。


その中で、私が少しでもできることといえば自分自身が心身共に健康でいること、感染しないこと、感染を広めないことだと考えました。


自分の体や心の小さな変化も気付きやすくなった今、フライトで忙しい日々が戻ってきても、"丁寧な暮らし"をこれからも取り入れていける工夫をしていこうと思っています。



アフターコロナに向けて

新型コロナウィルスの影響で、多くの人や企業がダメージを受けている事と思います。もちろん航空業界も私達客室乗務員もその一人です。


多くの専門家の方は「コロナが収束しても世界は前のようには戻らない」とおっしゃっています。

私自身、航空業界も、客室乗務員の働き方も大きな変化を迎えるように感じています。


世界が、私達の働き方が、元には戻らなくても、世界は悪くなるとは思いたくありません。


私の小さなポジティブチャレンジが、たった一人にでも誰かを笑顔にできるような未来に繋がればと思っています。



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