いまさら聞けない!?元国際線CAが教える日本酒のキソ知識
元国際線CAで、その後日本酒酒造メーカーに勤めたからこそ分かりやすくお伝えできる、日本酒の基礎知識。難しいことばや漢字ばかりの日本酒用語も、ベーシックなところを知れば難しくありません!これであなたも今日から日本酒通!
日本酒ってムズカシイ?
機内ではファーストクラスはもちろん、エコノミークラスまで日本酒をサービスしています。和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、日本酒も見直されてきていますよね。
2020年東京オリンピックに向けて、国内外からもますます注目されている日本酒。
でも、日本酒の種類は「本醸造・特別本醸造・吟醸・純米・特別純米……」と、こうして文字にすると、なんだかちんぷんかんぷん!
よくわからなーい!となってしまう方も多いのではないでしょうか。お気持ちはよく分かります……が、違いは意外と分かりやすいですよ。
いくつかのポイントさえ押さえれば、あなたも今日から日本酒通!さあ、ラベルをよく見てみましょう!
ポイント1・原材料に注目!
上の『黒松白鹿 特別本醸造 山田錦』で見ると、原材料名は「米・米こうじ・醸造アルコール」となっていますよね。
醸造アルコールとは主にさとうきびなどの蒸留酒を加えることで、これによって味を整えることができます。
醸造アルコール=悪酔いの元凶!というイメージがありますが、そんなことは全くなく、反対に雑味が出るのを押さえてくれます。
“本醸造酒”とつくお酒は酒蔵のメインストリームの味であることが多く、その酒蔵の味の軸を知ることができます。
気になる酒蔵ができたら、まずは“本醸造酒”から試してみるといいかもしれませんね!
ちなみに、「米・米こうじ」のみで造られているお酒は純米酒・純米吟醸など純米○○とつきます。