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細かい身体検査に体力測定!笑顔だけでは乗り切れないCA最終試験

さくら

第一印象が大切な一次試験、内面重視の二次試験。最終試験ではCAの仕事の適した健康な身体と十分な体力を兼ね備えているかを細かくチェックされます。笑顔だけでは乗り切れない最終試験の内容をお話します。

笑顔だけでは乗り切れない最終試験とは?

以前の記事「CA受験の中身を公開!写真と第一印象が大事な最初のステップ」では、第一印象が大切な一次試験、内面を見られる二次試験についてご紹介いたしました。

そんなCA受験の最終試験は、スーツで受ける面接から、体操着に着替えて体力測定まで意外にもタフ。

CAになるための絶対条件である、十分な体力・健康な身体を兼ね備えているかを確認される最終試験の内容をご紹介します。




男性と女性の目線で見られる最終面接

最終試験の面接は、ほとんどの航空会社が役員面接を実施しています。

日系航空会社のCA採用試験は、時期が重なることも多いので、他社は受けているか?他社ではなくどうしてうちの会社を選んだのか?などといった他社を意識した質問もあります。


面接官には男性と女性がいました。

お客様は男性も女性もいらっしゃるので、どの目線からも好感が持てることを、男性の目線と女性の目線から見ています。


私の経験から言うと、CAは女性の多い職場であるため、周りとうまくやっていけそうかといった観点や、身だしなみ・立ち振る舞い、持ち物などに関して女性の面接官は特に厳しく見ていると感じました。 

圧迫面接だった場合も、こちらは常に笑顔でいることができるかというのも、実際の業務に関係する重要なポイントです。


私が受けた会社では、役員を含む会社の方々との立食形式の昼食会がありました。

当時、「よく食べることもCAに求められる能力です!」と会社の方がおっしゃっていたのは場を和ませるためだと思っていましたが、実際CAになってみて、CAは本当によく食べ、早食いであることを実感しました。




特殊な項目もある身体検査

私が受けた会社の応募資格には、『呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊髄などが航空機乗務に支障なく、必要な体力を有し、心身ともに健康な方。コンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。』とありました。

そのため、最終試験では以下のような身体検査が行われました。


・身長、体重
・尿検査
・血液検査
・胸部、腰部レントゲン
・整形外科、内科、耳鼻科問診
・視力、聴力
・平衡感覚検査
・インピーダンス検査

など

平衡感覚検査では、眼を閉じてその場で足踏みをしたり、目を閉じて肘や手をつけずに字を書きます。

航空身体検査でよくあるインピーダンス検査では、耳に圧をかけ、耳抜きをせずに待ち、気圧の変化に鼓膜が対応出来るかを見ます。

気圧の変化、重いサービスカートの押し引きや手荷物の援助、離着陸時の衝撃に耐えられる身体かどうか、耳鼻科と整形外科の検査は特に念入りに行われました。


また、身体検査の際には膝上の短パン・半袖又はタンクトップと服装の指定もありますが、これは、制服を着て肌の露出がある部分に目立つ傷跡やタトゥーなどがないかをチェックしていると言われています。


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