CAの仕事の特性から考える毎日の心のリセット法と応用法 | キャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア - CA Media

3000人以上のCAネットワークから情報を発信!
日本初のキャビンアテンダント(客室乗務員/CA)がおすすめする情報メディア

CAの仕事の特性から考える毎日の心のリセット法と応用法

kico

仕事帰り疲れているのは身体だけ?きっと、一日張り詰めていた心も疲れが溜まっているはず。心の切り替えが上手なCAのリセット法を応用して、ぴんと張った心を毎日ゆっくりほぐしていきましょう。

その日の疲れはその日のうちに

お仕事が終わって帰宅すると身体はぐったり・・・。

そんな時、身体を休めることばかり考えてしまいがちですが、心だって疲れていませんか?

仕事の間中気を張っていた心も、帰宅すると緊張の糸は緩みますよね。

でも、そこでちゃんとリセットをしないと翌日に心の疲れも持ち越すことに。

朝起きてから昨日会社で言われたことを思い出してまた落ち込む、昨日できなかったことを思い出して朝から元気が出ないなんてことありませんか?

CAは割と心の切り替えが上手。

それには、CAの仕事の特性も理由として考えられます。

一日一日上手に心をリセットして切り替え、翌日に持ち越さない方法について、CAの仕事の特性も考えながらお話します。




制服を脱いだらスイッチオフ!

CAは制服を着て仕事をしていますが、この制服には大きな力があります。

制服を着ている間は常に人に見られることを意識し、オンタイムとして心も身体も緊張の糸がぴんと張っている状態。

仕事が終わり、ロッカールームで制服を脱ぐとたちまち心もリラックス。

私服に着替え、夜会巻きをおろすことで、オンとオフを切り替えているのです。

もちろん私服でも見られている意識は変わりませんが、制服を着て名札を付けている時とは比になりません。


なかなか制服で仕事をしている方もいないとは思いますが、ぜひご自分のオンとオフの切り替え法を決めてみてください。

仕事終わりに結わいていた髪を下す時、仕事終わりに温かいカフェラテを飲む瞬間、仕事終わりにお手洗いでメイクを直す時。

どんなシチュエーションでも、きっと心がオフになる瞬間があるはず。

心のオンとオフの切り替えを上手にできることが、一日の心の疲れをその日のうちにリセットする第一歩です。




一話完結型のお仕事

CAのお仕事は連載ではなく一話完結型。

連鎖的に仕事が続くのではなく、空港に出社して、フライトに乗務し、到着地に着くと仕事は完結します。

だからこそ、切り替えがしやすいのですね。

逆に言うと、一つのフライトの中でどんなにトラブルがあったりミスがあっても、次のフライトに引きずることは許されません。

お客様はもちろん、次のフライトでご一緒するメンバーには自分のミスは関係ないことなのです。

だからこそ、一つのフライトが終わったら反省点は反省し、次のフライトに引きずらないようにリセットするということがCAには身についています。



とは言え、オフィスで働く会社員は数カ月単位のプロジェクトを立案から実行、クロージングまで続けて行うので、CAと同じように心のリセットはできない!と思いますよね?

しかし、日々仕事を開始して、仕事を終えて一日が終わるというサイクルは、一フライトを終えるのと同じ。

仕事が終わったら一日を振り返って、できた自分を褒めてあげて、反省すべき点は反省して新たな気持ちで翌日頑張ろうと切り替えることはできるはず。

翌日に持ち越すと、余計に朝が憂鬱になったり、上位職への報告もし辛くなったりと悪循環に陥ります。

仕事全体は無理でも、自分のサイクルは一話完結型にしてみませんか?

次のページ:CAが心をリセットできるにはCAならではのお仕事の特性が大きく関わっている!?


SCROLL