体力がないと無理?国際線CAになるために必要な体力レベル (2/2ページ)
客室乗務員は体力が必要とよく言われますが、どんな時、どのレベルの体力が必要なのでしょうか。機内で負荷のかかる業務と、笑顔の裏側をちょっとだけご紹介いたします。
重いだけではない・・・CAに待っているさらなる試練は!?
機内サービスに必要なお食事のカートやビール・ワインなどがかなり重いだけではなく、実は機内ではさらにある試練が加わります。
それは、機内の「揺れ」です。
CAは機内が揺れることには慣れていますが、重いものを持って移動するときにはこの「揺れ」によりさらに負荷がかかるのです。
揺れた時にはよろけてしまう危険がありますが、お客様に熱いものをこぼしてしまってはいけません。
重いものを持つCAは、機内を歩く際に「踏ん張り」ながら緊張感を持って移動することになります。
この「踏ん張り」によって、機内サービスを行う際の負荷はかなり増えます。
筆者はある天候のトラブルによって、空港に停止したままの飛行機の中で食事サービスを行った経験があります。
機内の揺れがない状態での食事サービスは大変行いやすく、普段の2分の1くらいの体力で済みました。
CAは揺れる機内でお客様の方向に倒れることがないよう、足にかなりの力を入れて機内サービスを行っているのです。
国際線CAの新人はふくらはぎに筋肉がついてこそ、一人前といえるかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
CAには体力が必要なのは真実ですが、だからといって全員体育会系というわけではありません。
運動はあまり好きではないというCAも立派に業務を行っています。
CAを目指す方は怖がりすぎずに挑戦してみてくださいね。
少しでもご参考になりましたら幸いです。