CA経験後、香港でプリザーブドフラワー講師の道へ~CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.11~ (3/3ページ)
日系CAから外資系CAへ転職、そして海外でプリザーブドフラワー教室主宰をする私の、「いつも笑顔で」をモットーに今しかできないことを常に達成してきた経験をお伝えします。
香港で迎えた人生の転機
香港に来る前は、3年間海外で修行をしたら日本に戻ろうと思っていました。
3年経った頃、出会った人が現在の夫です。
一度だけ乗務が一緒になったパイロットでした。
機内では話をする時間はありませんでしたが、隣のビルに住んでいたため、空港から家に帰るバスが一緒になりました。
そうです、日本に帰国するチャンスを逃したのです!
今まで自分の為、自分の夢の為に突っ走ってきましたが、初めて誰かのために自分の人生を考える転機でした。
しばらくすると、夫は航空会社のパイロットから、長年の夢だったプライベートジェットのパイロットに転職しました。
プライベートジェットのパイロットのスケジュールはまさにミステリーツアーで、すべて飛行機所有者のご希望通りです。
1ヶ月以上家でスタンバイしていることもあれば1ヶ月間フライトに行くこともあります。
ある日、「何もしないということも大切なことだ。」と夫に言われて、空を飛びまわること休憩しようと思い、退職を決めました。
仕事場は飛行機、休みの日も海外旅行や日本帰国など、空にいることの方が多かった私が地に足がついて、今まで見えなかったことが見えるようになった気がしました。
生け花を習ってお花を部屋に飾ったり、種から植物を育てたり、料理教室に通って身体に良いものを作ったり、当たり前だけれど、とても大切なことにゆっくり時間をかけることができるようになりました。
香港でプリザーブドフラワーの資格を取得
結婚式に持つブーケを自分で作りたいという単純な目標で、プリザーブドフラワーを始めました。
香港の駐在日本人に大人気の先生の教室に通いました。
そして、現在私は、認定校の認定講師として英語クラスを担当する傍ら、香港を拠点にプリザーブドフラワー教室Eardley Flower by Chisaを主宰しています。
日本橋三越はじまりのカフェでプリザーブドフラワー体験講座の講師、香港でサンデーマーケットの出店などを行っています。
不規則な夫のスケジュールに合わせて自分の仕事の予定を立てることができたり、何よりも笑顔で毎日過ごせることが幸せです。
CAの夢を叶え、その後の人生を歩む私が思うこと
私のモットーは、母からの教えである「いつも笑顔で」です。
目の前にあることを一生懸命、後悔することがないように頑張っていればいつか役に立つことがあり、どこかで誰かが見ていて応援してくれます。
視野を広く持ち、いろいろなことに興味を持ち新しいことに挑戦してください。
多くの人に支えられてここまで来れた私ですが、次の夢は、CAとしての経験を活かして飛行機とプリザーブドフラワーに関係があることに挑戦したいと思っています。
これからも感謝の気持ちを忘れず、笑顔で一生懸命頑張りたいと思います。