肌荒れ中は乗務禁止!?CAの徹底した身だしなみ•美容規定公開!(中東エアライン編)
エアライン毎に異なるCAの身だしなみ(グルーミング)。会社毎に制服からメイク、髪型やネイルに至るまで事細かに定められいます。今回は、多様性を誇り、独特の文化が漂う中東CAのグルーミングの秘密を公開します!
100カ国以上の国籍が1つのルールの元で働く中東エアライン
中東エアラインの特徴は、何と言っても従業員の多様性です。
昨今、世の中ではダイバーシティが謳われていますね。
そんな中、メジャー中東エアラインと呼ばれる3社、「エミレーツ」、「エティハド」、「カタール」は世界の最先端を行っていると言っても過言ではない位、従業員の多国籍さを究めています。
その為、"国が違えば常識が異なる"という背景より、会社はサービスやセーフティだけではなく、身だしなみ(グルミーング)も1つのスタンダードを明確に決め、徹底して管理をしています。
今日は、そんな厳しく、ちょっと変わったグルミーングスタンダードを持つ中東エアラインの身だしなみについてお教えします。
気温50度でも長袖が基本のオーダーメイド制服
CAの制服は、基本的には入社時にオーダーメイドで制作されます。
イスラム教国家であるUAEの航空会社では、シンガポール航空などの様に体のラインが出るようなサイズ感を良しとしません。
「もうちょっとタイトなほうが良いんですが・・・」と言おうものなら、すかさず却下されてしまいます。
スカートも、必ず膝が隠れる程度に合わせられます。
一旦制服を作ると作り直しはしない事がルールとなっており、以降どんな環境の変化が起こったとしても痩せても太ってもいけないとされています。
また、UAE国内にいる場合、空港や機内であっても地上では肌の露出をしてはいけないというのが会社のルールです。
そのため、真夏は50度近く迄気温が上がりますが、決して長袖の上着を脱げず、ベール付きの帽子も外せないままお客様をお迎えすると言った辛い状況もしばしば発生します。
髪型は一本の後れ毛も禁止
髪型についても、厳しく定められています。
後れ毛が禁止というのはどの会社でも同様かと思います。
ピンは、耳の後ろで最大4本のみ。
また、シニヨンの位置も感覚的なものも入りますが高すぎず、低すぎずの位置に決められています。
このようなルールで私たちの髪型は例え嵐が来ても崩れないようにセットされていますが、慣れてしまうと不思議と5分もあれば完成してしまうようになるのです。