育休復帰後の天国と地獄、シミュレーションしてみませんか? (2/2ページ)
せっかく就職したんだから、子供を産んでもバリバリ働きたいな、なんて思っているあなた。育児休職から復帰した時、どんな世界が待っているのか予習してみませんか。
「地獄」だったB子さんの場合
久しぶりの職場。時短勤務にしたかったけれど、同僚から「業務量が多いから時短にしないでほしい」と言われて断念。
保育園に預けられる既定の時間は、会社の勤務開始時間よりも遅いので、やむなく朝の延長を申請し、延長料金を支払う羽目に。
慣れない場所が嫌いなわが子が泣き叫ぶのをしり目に、大混雑の満員電車の人波につぶされながら出社するB子。
へとへとになって職場にたどり着くと、職場のメンバーは様変わり。
育児休職の間の代替職員として、契約社員や派遣社員が入っているだけでなく、辞めた人もいて、心置きなく話せた同僚はすでに産休中。
以前と違う職場の雰囲気に戸惑いながらも、新しい業務の変更点を確認すると、業務体制が大幅に変わり、以前の知識がほとんど活かせない様子。
以前はワーキングマザーが上司で産休にも理解を示してくれていたのに、異動があり新しい上司は独身バリバリキャリアウーマン。
「育児も大変だと思うけど、仕事はしっかりやってちょうだいね」と、プレッシャーをかけられてしまったB子。
保育園に預けるたびに大泣きするわが子にどっと疲れてしまい、その上新しい業務を覚えなくてはいけないので以前よりも大変になりそうな両立生活。
これからちゃんと続けていけるかどうか、不安になってしまうB子でした。
あなたの場合は?
A子とB子の場合のシミュレーション体験、いかがでしたでしょうか。
理想と現実とまでは言いませんが、育児休職を終えた後の状況は、このようにどうなるかわからないリスクをはらんでいます。
「天国」の状況になった場合には幸せを謳歌すればよいですが、「地獄」にならないとは限りません。今のうちにちょっと覚悟し、対策を練っておくのも良いかもしれません。
ご参考になりましたら幸いです。