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台風の時どうなる?CAの仕事の裏事情 (2/2ページ)

清水 裕美子

台風や大雪などの悪天候のとき、CAはどのような影響を受けているのでしょうか。ここではなかなか知られることのない、イレギュラー時のCAの裏事情についてちらっとお見せしちゃいます。

ステイ先から帰ってこられない

悪天候に見舞われたとき、基地ではなくステイの途中ということもあります。

そんな時はステイ先で缶詰になってしまうことも。


私も沖縄ステイのときにものすごい台風に襲われ、ホテルから一歩も出られなかったことがありました。

そんな時のために、飲み物やクラッカー、お湯を注いで食べられるようなカップラーメンやお粥を非常食として持ち歩いているCAも多いのです。





予定通りフライトする

悪天候であっても、ぎりぎり予定通りフライトができるときもあります。

そのような時は、揺れのためシートベルトサインが付きっぱなしでドリンクサービスができないときも。

また、辛うじてドリンクサービスができたとしても、急な揺れに備えて安全のため温かいお飲物のサービスを控えることもあります。

とにかくコックピットもキャビンも、安全第一でフライト計画を立てます。


シートベルトサインが付きっぱなしでお化粧室に立てなかったり、揺れのため気分が悪くなってしまうお客様も多いので、CAにとっては気の抜けないフライトになります。




ギリギリまで予定が分からないときは何が何でも出社する

オフになるか、フライトになるかギリギリまで分からないことも多々あります。

そのような時はとにかく出社します。

電車が遅れていれば早めに家を出る、止まっていればタクシーを使うなどして、何が何でも出社するのです。


震災後、電車のダイヤが大幅に乱れていたとき、毎日4時間かけて出社していた先輩もいます。

公共交通機関に携わる者として、このような時のプロ根性はみんな自然と身についているのです。





いかがでしたでしょうか。

一言で「イレギュラー」といっても様々なケースがあるのです。

今度台風の前後に飛行機に乗ることがありましたら、こんなCAの裏事情もちらっと思い出していただけたら幸いです。

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