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新人CAをのぞき見!できる新人の「責任感」を今から身に付けよう (2/2ページ)

岩本まりよ

スタートラインは同じでもグングン伸びていく新人は責任感が違います。CAとして社会人デビューした筆者が入社後に感じた「学生時代からやっておけば良かった」と後悔したことをお教えいたします。入社してから焦らないために、新社会人に必要な心得を今から習慣化してみませんか?

忘れ物チェックを習慣にする

忘れ物に気をつけることは客室乗務員に限ったことではありません。
忘れ物が多い新人は「社会人としての自覚があるのかな?」と思われてしまいます。

しかし、客室乗務員にとっては特に忘れ物をしないことは重要なのです。


客室乗務員は移動を伴う仕事です。

その日のうちに違う飛行機に乗り換えることもあります。

客室乗務員が1日の間に自分の荷物を置く場所を書き出してみました。


自宅・電車・ロッカー・オフィス・機内・タクシー・ホテル・ステイ先など。


自宅からオフィスに行って業務を開始するお仕事の方より、はるかに移動が多い仕事ですよね!

移動が多い分、忘れ物チェックもこまめに行う必要があります。


そしてどこに忘れ物をしてもたくさんの方に多大なご迷惑をおかけしてしまうことになってしまいます。

「自分が困るだけだから」ではなく、「忘れた先の方やそれを届けてくださる方など、一つの忘れ物によって多くの方にも迷惑がかかる」という自覚を持っておくだけでも、責任感は身につくはずです。


ベテラン客室乗務員であっても、チェックリストを作るなどして忘れ物にはとても気をつけています。

新人の皆さんは、ぜひ今から忘れ物チェックを習慣化しておきたいですね。



細かなこともメモをとる

最近の新人はメモを取らない、なんて言われることもありますが、メモは本当に大事です。

もちろん、客室乗務員に限った話でもありません。


入社してすぐの研修やOJTではたくさんのアドバイスを受け、新しい情報や初めて聞く専門用語もたくさん聞くことになります。

皆さんに対するアドバイスは心に残ると思います。

しかし、ただ聞いているだけでは忘れてしまいます。

教官も確実に分かってくれたかどうか心配しています。

自分のためにも、あなたのことを想って伝えてくれた教官のためにも、メモをとり、仕事の後にスムーズに振り返りができるようにしておきましょう。


できる訓練生は、日を追うごとにメモ用紙もレベルアップしていきます。

自分でオリジナルのチェックシートを作る客室乗務員も多いのですよ。


フライト中にお客さまのご様子で気づいたことなども適宜メモをとり、あとで先輩に報告するとスムーズですよね。

フライト中に確認しきれなかったことも、フライト後に先輩にスムーズに質問できるよう、分からないと思ったこともメモをしておくといいでしょう。


今、アルバイトをしている皆さんは、お仕事中にたくさんメモをとる癖をつけてみてください!

新たな発見や、それを先輩に報告することで違った視点に気づける可能性もあります。



今からできる社会人デビューの準備は、日常生活の中で十分始められるものばかりです。

社会人として必要な責任感を、今から少しずつ身に付けていきましょう。

それだけで、心の余裕ができると思います。


ぜひ皆さん、実践してみてくださいね!

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