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【実践編】CAはここが違う!ワンランク上の接客テクニック (3/3ページ)

菊地 麻衣子

サービス業の頂点と表現されることもある、CAのサービス。あの限られた空間、時間でそうも言わせてしまうCAのホスピタリティ溢れるサービステクニックとはどのようなものでしょうか。 接客に従事する皆様はもちろん、会社内でも明日から使えるワンランク上の接客テクニックの実践編をご紹介いたします。

ポイント③とにかく進捗を伝える!

お客様が不満を持つことの理由の多くは「待たされること」「状況が分からないこと」ではないでしょうか。

「お客様が待っている時に感じている時間は、サービスを提供している側に比べて倍以上だと思いなさい。」

そんな風に上司達に教えられてきました。


それでも、機内では、すぐに提供したくても出来ないものも沢山あります。

そういった時でも、「あとこれ位で提供出来ます。」「間もなくお持ち出来ます。」など必ずお客様へ進捗を伝えるようにしています。

お客様はなぜ待たされているのか分からないことに「忘れられているのではないか」「無理を言ってしまったのではないか」など不安を覚えるものです。


すぐに対応出来ない場合でも、今どのような状況なのか、あとどれ位でお持ち出来るかをお伝えすれば、ほとんどのクレームは防ぐことが出来ます。それは飛行機の出発が遅れる場合、到着が遅れる場合も同じです。


特に、CAも着席を命じられている着陸時に、管制塔からの指示や気流の関係で到着が遅れる場合があります。

そんな時に、「只今管制塔からの指示で~」や「現在空港の上空が込み合っており~」など逐一アナウンスが入るのを聞いたことがあるかと思います。


なぜ遅れるのか、お客様が不安に感じる前に発信する。

サービスの面でも安全面でも大切な事だと実感して頂けたのではないでしょうか。



いかがでしたでしょうか。

言葉のスパイス、恥をかかせないお願いの仕方、進捗を伝える。

この3つのテクニックを皆様のお仕事にも活かして頂けたら幸いです。


次回飛行機に乗られる際には、そんな所に注目して頂いたら、またいつもと違った発見があるかもしれませんね!

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