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【実践編】CAはここが違う!ワンランク上の接客テクニック (2/3ページ)

菊地 麻衣子

サービス業の頂点と表現されることもある、CAのサービス。あの限られた空間、時間でそうも言わせてしまうCAのホスピタリティ溢れるサービステクニックとはどのようなものでしょうか。 接客に従事する皆様はもちろん、会社内でも明日から使えるワンランク上の接客テクニックの実践編をご紹介いたします。

ポイント②お客様にお願い事をするテクニック

一流の場所で接客をされている方であれば、他のお客様へのマナーや安全の観点でお願い事をしないといけないシーンは必ずありますよね。

飛行機内では、離着陸時の電子機器の使用制限、シートやテーブルをお戻し頂く、手荷物を適切な場所に収納頂くなど沢山のお願い事をしなくてはいけないシーンに溢れています。

そんな時に大切な一つのお約束があります。

それは「お客様に恥をかかせないこと」。


狭い機内ですので、CAとお客様のやり取りを、周囲の方も注目して聞いています。また、沢山のハイクラスなお客様も乗ってらっしゃいます。そんな方々に「今やろうと思っていたんだ!」「指示するような言い方をして!」とご不満に感じさせないように、お言葉掛けにはとても気を遣っています。何よりお客様は意図的ではなく、気付いていないだけという基本的な事を忘れてはいけません。


例えば、乗り慣れていらっしゃるようなお客様が、手荷物を収納せずに脇に置いていらっしゃいます。

そんな時は「間もなく出発いたします。お荷物の収納お手伝いいたしましょうか?」と笑顔でお声掛けするだけで、「あ、ごめんね。うっかり・・・」とすぐにシート下に収納下さるような場合が多いものです。

お願い事をグッドサービスに変えてしまう。これがワンランク上のサービスですね!


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