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忘年会や新年会でも好印象!大人女性のお酒の席でのマナー10選 (2/2ページ)

藤岡 裕美子

お酒を飲むシーンは、ビジネスをスムーズに進めることにおいても、とても大切なコミュニケーションのひとつとされています。これからの時期、増えてくる忘年会、新年会……社外の人とも、社内の人とも、飲み会の場できちんとふるまえることが、大人のたしなみとして大切ではないでしょうか。


4. お酌を受けたら、「ありがとうございます。いただきます。」など一言を

ワイングラスには手を触れず注いでもらいましょう。ステムの部分をそっと押さえるのもエレガントに見えます。

ビールや日本酒などそれ以外のお酒はもちろん両手で受けましょう。このときも、注いでもらった後、相手の目を見てにっこり!するのがCA流テクニックです。

また、もちろん無理して飲むことはありません。

注いでいただいたら、一口だけ口をつけて、それ以上すすめられても、「いただきたいのはやまやまなのですが」とやんわりお断りしましょう。



5. お話を聞く時は……

どなたかが前に立ってお話されていたり、宴席中話している相手の話の内容が真剣なものである場合、お箸もグラスも置くといいですよ。

「きちんと話を聞いている」姿勢を相手に伝えることができます。

何事も「ながら」は美しくないですよね!




6. 飲み物の減り具合をチェック!

お話しながら、相手の飲み物の減り具合を気遣いましょう。

相手に気づかれないよう、さりげなく確認するのが理想です。

また、相手のグラスを覗き込むようなことはせず、飲む時のグラスの角度で、飲み物の残り具合をみることもできます。




7. お酒を注ぐ時はラベルが天井を向くように右手で持って、左手を添えて

この時、添える左手の手のひらが上を向いてしまうと「手のひらを返す」の意味があり、タブーとされています。

注ぐ前に相手の目を見てにっこり、グラスに視線を移してお酒を注いだあと、最後にも相手の目を見てにっこりすると素敵!

反対に、すぐに相手の目から視線をはずしてしまうことをCA用語では「目切り」といい、相手に冷たい印象を与えてしまうとされています。




8. 温かいお茶もしくはお水は人数分

ある程度宴席もすすみ、注文が落ち着いてきたなと思ったら、店員さんに温かいお茶かお水を注文しましょう。

これは国内では無料のことも多いですし、お酒を飲んだ後、温かいお茶でほっと一息つきたい人は多いので、「いる人!」と全員に確認したりせず、そっと人数分、注文しておくとスマートです。




9. Keep Smiling!

ビジネスのお食事会って、正直、ちょっぴり面倒だな……と思ってしまうのも人情。

でも、いろんな人の意外な顔を知るチャンスです!仕事中や会社ではなかなか話せない話題も多いので、いい機会と思っていろんな人と話しましょう。

日ごろなかなか言えない感謝を伝えたり、「いつも思っていたのですが、○○さんのネクタイのセンス、素敵ですよね」など、ポジティブな気持ちを伝えましょう。きっと喜んでくださるはず。

そして基本は自分も楽しむこと!難しく考えすぎず、相手の話を聞いて"Keep Smiling"!




10. 帰るタイミング

帰るときは、上司や先輩が帰るまで、帰らないほうがベター。

目上の方たちを見送って、「こちらで失礼いたします」など、きちんと挨拶しましょう。

そして、もちろん、できるだけ最後までお付き合いするのがベストであることをお忘れなく。


もし、そのまま会は二次会へと流れていくのに、先に失礼する場合は場の雰囲気を白けさせないように、一番目上の方にこっそり、でもしっかりご挨拶します。

もちろん、次にお会いした時に他の人にも「先日はお先に失礼してしまってすみません」と一言お伝えするとベターです。

そして「昨日はありがとうございました」のお礼の言葉もお忘れなく。

とっても大切なのですが、意外ともれてしまいがち。最後まできちんと素敵な大人の女性のふるまいでいましょうね!




お酒のマナーを守って好印象を!

お酒の席は何かと気配りが必要で、とにかく「臨機応変」に立ち居ふるまわなければいけませんが、だからこそマナーを守れると、「さすが!」という印象を持ってもらえます。

一番のポイントは自分が周りを楽しませること、自分も楽しむこと、この2つのバランスです!

お酒の席でのマナーができると、仕事もできる!と思う人も多いのは確か。

面倒くさがらずに飛び込んでみると、新しい出会いや発見がたくさんありますよ。

ぜひビジネスのお食事会の場で実践してみてくださいね。




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藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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