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【CA→広報】4回の転職でステップアップ!〜CAの転職&セカンドキャリア体験談vol.3

藤岡 裕美子

セカンドキャリアについて考えた時、多くの業界・会社・職種があり、それぞれの持つスキルや経験をどのように活かし、未来につなげていけばよいのか分からないという悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは転職をお考えのあなたへ、元CAに聞く「CAの転職&セカンドキャリア体験談」をリレー形式でお伝えして参ります。

【第3回】「CAの転職&セカンドキャリア体験談」


「今までのキャリアを活かして違う仕事をしてみたい」

「子供を産んでからも自分のペースで続けられる仕事を見つけたい」

「好きなことを活かしてマイペースに起業したい」

そんな風に思っていている女性も多いのではないでしょうか。


でも実際に行動に移そうとすると「何がやりたいのか分からない」、「自分のスキルやキャリアをどう活かしていけばよいか分からない」など数々の悩みが出てくるもの。特にCA(客室乗務員)は一般的に「潰しがきかない」と言われている職業ですが、そのキャリアや自分の趣味や特性を活かして輝かしいセカンドキャリアを手に入れている人もたくさんいます。


ここでは転職をお考えのあなたへ、「CAの転職&セカンドキャリア体験談」として生の声をお伝えして参ります。

CAの方もそうでない方も参考にしていただけたら幸いです。


第2回:藤岡裕美子

航空会社:日系航空会社(2007年〜2012年)

国内線/国際線:国内線・国際線

現在の職業職種:日本酒メーカー 広報


気づけばすでに5社目の転職になった私の経験を今回お話しさせていただきます。

CAの方も、そうでない方にとっても、何かの参考になれば嬉しく思います。



幼いころから憧れだったCA


私は父が航空会社(他社)に勤務していたこともあり、幼いころからCAになることが夢でした。「英語が話せると世界10億人と話せる」というキャッチコピーをみて、より多くの人とコミュニケーションができる語学に興味を持ち、大学ではフランス語を専攻。

イギリスとフランスに留学し、多くの人に出会える、空を舞台にした仕事であるCAになりたいという思いは、海外生活を通して強まっていました。



実際にCAになってみて


念願だった内定をいただいた時、夢を叶えた!という達成感を感じていましたが、入社後、たくさんの「暗黙のルール」に直面し、まさに夢と現実のギャップを感じました。

でも、ひとつひとつ、できることが増えるにつれ、フライトを楽しめるようになりました。

「こんなに刺激的な仕事はない!天職だ!」と思っていましたし、なかなかできない経験、出会えない人、見られない光景、そのすべてをありがたく感じていました。



退職の決断


そんな私も、結婚を機に主人がモスクワへ海外赴任することが決定。後ろ髪を引かれる気持ちで退職を決意し、主人と共にモスクワでの暮らしをスタートしました。


好きだった海外生活ではあったものの、初めて言葉が通じない環境のなかで、専業主婦をすることにストレスを感じていました。また、夫も慣れない土地で仕事をすることへのフラストレーションから、気がつけばお互いの気持ちを繋ぎとめていくことさえ、ままならなくなってしまいました。


次のページ:日本でのリスタート!2回目、3回目の転職

藤岡 裕美子

はじめまして。 藤岡裕美子と申します。 私は剣道に取り組んでいたこともあり、常に日本の歴史や文化に興味を持ってきました。 ただ、幼いころから語学が好きで、CAになることが夢だったので、つい海外に目をむけていましたが、最近では改めてドメスティックな目線が強くなりました。 日本には相手を思いやる文化が根付いていて、そこには常に美学という概念が根底にあります。 (たとえば、剣道の試合では1本取ったあとにガッツポーズをするとその1本が取り消されてしまうルールがあるんですよ!) 特に立ち居振る舞いやしつらえなどは、接客やその空間のことだけととらえられがちではありますが、日本人以上に日本文化が海外の方に評価される中、今やビジネスのみならず、様々なシーンでおもてなしの心が求められ、その心を表現するためのマナーも知らなくては、その心を相手に伝えるのは難しいと思っています。 私は、現在PRという、様々なコミュニケーションツールを用いて、“人に情報を伝える”という仕事をしています。 CAメディアでは、二十四節気など生活に根付いた和の文化や、おもてなしのマナーなど、「和」を中心にお伝えしていくつもりです。 皆さんに、ちょっとでも日々の四季感を豊かに楽しんでもらえるお話を執筆していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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