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CA(客室乗務員)になるのに必要な学歴ってあるの?元中東系外資CAが進路の選び方のお手伝い

藤原 絵里

才色兼備なイメージのCA。CAになるために必要な学歴は?実際にどんな学歴をもったCAがいるのか、中東系外資系航空会社で様々なCAと働いた筆者の経験をお話します。

CAになるのに必要な学歴は?

これからCAを目指そうと思っている方は気になりますね。

必要な学歴は、航空会社で異なります。

入社したい航空会社の募集要項をしっかり確認しましょう。

どんな学歴が必要とされているのか、実際にどんな学歴を持ったCAがいるのか、筆者が勤めていた中東系外資を例にお話します。




募集要項に定められている学歴の例

以下は、ある航空会社の募集要項の例です。

・短大、専門学校(2年制)を卒業程度の学力を有する方

・2019年9年末時点で、専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)をすでに卒業または修了している方

注:卒業・修了とは、①専門士号(Diploma)②短期大学士号(Associate degree)③準学士号(Associate)④学士号(Bachelor’s degree相当)⑤修士号(Master’s degree相当)⑥博士号(Doctor’s degree相当)の取得を指します。



・専門学校・短期大学・4年制大学を既に卒業しているか、または2020年3月に卒業見込みの男女

・2019年4月1日時点において、大学・短期大学または2年課程の専門学校を卒業している方


と、このように明記されている会社もありますし、学歴は明記されず、年齢や英語力だけが明記されている会社もあります。

今目指している航空会社のことだけでなく、将来、別の航空会社に転職したいと思った時や、他にやりたいことが見つかった時のことも考えて選びましょう。




CAになるのに必要な学歴:高卒

日系ではあまり多くはありませんが、何社かあります。


・英語を含む、12年以上の教育を受けていること
・高卒以上
・既に高校卒業以上の学歴を有する方。

などと書かれている場合に受験できます。

上記のように書かれていても、年齢制限やその後の数年間の接客経験を設けている会社もあるので注意が必要です。

挑戦の気持ちで受験するのもおすすめですが、周りのライバルも高卒とは限りません。

大学を卒業して専門的な知識を身につけている人、留学経験がある人、海外で生まれ育った人など、さまざまです。

そんなライバルに勝る何かを身につけていますか?

将来別の会社に転職したいと思ったとき、その会社が大卒でなければ入社できない会社だったらどうしますか?

今すぐになりたい気持ちはよく分かりますが、一度きりの人生、先のことまで考えてみましょう。



私の友人は、アジア系の外資に高卒で入社しました。

入社後、CAとして働きながら通信制の大学を卒業し、ヨーロッパの航空会社へ転職しました。




CAになるのに必要な学歴:専門学校卒

高校卒業後、エアラインの専門学校で専門的な知識を学ぶ道があります。

専門学校の中には、短大卒と同じ資格が取得できるところも。

筆者の周りにはいませんでしたが、早いうちから専門的な知識を身につけられる利点はあります。

夢を追っている最中は、「一生CAでいたい」と思うものですが、経験や年齢を重ねるうちに、結婚や出産を考えた時、「一生CAでいいのか」という疑問を持つ時が必ずあると思います。


「CAは潰しがきかない」とよく言われます。

事務仕事はできない、パソコンは扱えない、プライドだけは高い、などなど……。

実際に筆者がCAを辞めて日本で就職活動をした際、CAの経験がマイナスに思われることの方が多く、役に立ったのは、CAになる前の医療事務の経験でした。

筆者は既卒入社なので、短大や大学を卒業した後、働きながらCAスクールに通っていた人は何人かいました。

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