女優のオーディションってどんなことをするの?CA受験にも活かせる要素をご紹介! (2/2ページ)
女優もCAと同じように大勢の候補者の中から選ばれて出演が決まります。CA受験に繋がる要素が満載のオーディションの様子をご紹介します。
いきなり演技を披露!演技力と暗記力をアピール
自己紹介があれば自己アピールができるのですが、入室して、「早速演技を」と言われるオーディションも多々あります。
台詞はオーディション前に渡されていることと、その場で渡されることがあります。
事前に渡されている場合は、もちろんすべて覚えていきます。
台詞の中に老若男女何役かある場合も、全部の役を覚えて行って、どの役を割り振られても大丈夫なように準備します。
その場で渡される場合、「5分で覚えてください。」と時間を下さって覚えるよう言われる時と、読むように言われる時と様々ですが、できるだけ一瞬で覚えて、見ないで言えるよう、日々練習しています。
本当の実力が見える?エチュード
与えられたテーマで自由に演じることをエチュードと言い、グループでのオーディションの時に多くあります。
例えば、わたしが自己紹介で「元CAでした。」と言うと、その場にいた5人の候補者で「コメディ、飛行機内、スタート!」と急にスタートがかかることも!
とっさに自分の役割を決めて、演技で相手に伝えなければなりません。
間違えても、「あ、わたしCA役やります!」なんて言ってしまうのはNG。
「シートベルトをお締めください。」と言えば、「あ、この人CA役だな。」と分かります。
CA役がいたら空気を読んで、「あ、お水いただけますか?」とお客さまの役を買って出たり。
演技=空気を読むことかもしれません。
ちなみのその回はお客さま役のひとりがハイジャック犯役になったりと、しっかりコメディになりました。
ショップの店員さんがいた時は、「悲劇、洋服屋さん、スタート!」なんて時もありました。
こんな風に即興性と空気を読む力を求められるエチュード。
CA受験においてもいつも想定内の質問が来るとは限りませんよね。
どんな質問が来ても即興で答えられる実力を身につけておくことも大切です。
初対面で自分の気持ちを赤裸々に、フリートーク
テーマを与えられ、そのテーマに沿って自由に話すことがあります。
人柄を見ているのでしょうし、その人の考え方が監督と合っているかを見ているのだと思います。
作品の内容に関係していることもありますし、そうでないことも。
監督は人間を見るプロ。
どんなに取り繕っても見破られてしまうので、自分の気持ちを自分の言葉で一生懸命伝えるようにしています。
こちらもエチュードと繋がる部分がありますが、事前に用意して言っただけでは乗り越えられないものです。
自分の気持ちを自分の言葉で一生懸命伝えることは、CA受験においてもとても大切。
質問にただ答えられるように暗記していくのではなく、その時何を聞かれても自分の言葉で答えられるか、伝えられるかというスキルは磨いておきましょう。
一番の見せ場?特技披露
プロフィールに特技を書いているとその特技を披露する時間を作ってくださることもあります。
わたしの場合はアラビア語が得意なのですが、話しても誰も分からないことが多いので、皆ぽかんとしてしまいますが……。
監督の出身地が東北だったり作品の舞台が東北の時は、特技を東北弁に変え、東北弁で自己紹介をすることも。
オーディションに合わせて事前の準備がとても大切です。
早口言葉や逆立ち、歌や落語など、自由に特技を披露します。
恥ずかしがらずに咄嗟に何でもできることが重要なのかもしれません。
どんな受験・面接にも共通点がある
いかがでしょうか?
女優も一般企業やCAと同じような選考方法で役を射止めています。
対策することもほぼ同じです。
魅力的なプロフィール(エントリーシート)を提出すること
面接では自分の言葉で相手に伝えること
自己PRは時間内にまとめて話せるようにすること
想定していなかった質問に対しても、ちゃんと答えられるようにすること
筆者はCAから女優と、少し遅いスタートですが、オファーがいただけるよう日々頑張っています。
CA受験を控えている方も、ぜひ参考になさってくださいね。
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