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聴き上手なCAから学ぶ!話し相手が気持ち良くなる聴き方のコツ

藤原 絵里

機内でたくさんのお客さまのお話を聞かせていただくCAはとっても聴き上手。元々色々なことに興味を持っているCAが多いので、お客さまのお話を伺うのは楽しいものです。今回は聴き上手のコツをお教えします。

CAは聴き上手が多い?

機内では、何人ものお客さまとお話する機会があります。

特にフライト時間が長いと、一人のお客さまとお話しできる時間も長く持てますし、より多くのお客さまとお話できます。

元々色々なことに興味や関心があるCAが多く、お客さまのどんな話題にも興味津々。

聴いているだけでなく、仕事中だと言うことも忘れて、ついつい盛り上がってしまうことも。

そんなCAが、お客さまに気持ち良くお話ししていただく為、楽しくお話を聴かせていただく為に、実践しているコツをご紹介します。




体で聴く

どんなにお話に興味があっても、作業をしながら、または足や腕を組みながら、では気持ちが伝わりません。

作業の手をいったん止めて、「そのお話聴きたい!」と言う気持ちを、全身で表現します。

顔だけでなく体ごと相手の方に向け、そして目線の高さをできるだけお客様と合わせましょう。

それだけで、お話する方は、「この人はちゃんと話を聴いてくれる」と理解してくれます。


また、例えばお話する方が、話しながら体を寄せてきたら、あなたはどうしますか?

無意識に、あなたも体を寄せますよね。

こんな風に、相手に合わせて体を動かすことで、「しっかり聴いていますよ!」と言う気持ちが表せます。

「わたし(ぼく)だけ話していて、つまらなくないだろうか……」と言う不安を取り去る効果があります。




目で聴く

目は口ほどにものを言うと言われていますね。

お話を聴くときは、しっかり相手の目を見ることを心がけましょう。

と言っても、目をじっと見ているだけではダメです。

お話の内容に合わせて、大きく見開いたり、つぶってみたり、微笑んだり。

また、小さくうなづいたり、大きくうなづいたり。

目と顔の動きで、共感や驚きなど、自分の感情や感想を控えめに伝えることで、相手が話しやすくなります。




相手の言葉を効果的に繰り返す

驚いた時、感動した時、ビックリした時、重要だと思われる部分などは、「〇〇なんですか?」「××なんですね!」と相手の言葉を繰り返すことによって、より自分の気持ちを伝えることができます。

あまり頻繁にすると何度も相手の話を遮ることになってしまうので、時々で構いません。

誰でも反応があると、話していて嬉しいものですよね。


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