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出社から機内への移動まで!CAがフライト前に行う大事なお仕事の様子 (2/2ページ)

藤原 絵里

CAはフライト前にも大事なお仕事をこなしています。出社からブリーフィングまで、フライトの情報を共有し、安全について確認し、万全の態勢でお客様をお出迎えする準備をしています。そんなCAの見えない部分のお仕事をご紹介します。


自己紹介からスタート

全員が揃ったら、ブリーフィングの最初は自己紹介。

名前(ニックネーム等)、出身地、フライト年数、前職や今の会社に入って何年か等、簡単に自己紹介をします。

大きな機材だと、初めましてが10人以上。


名前を覚えるだけで大変です。

また、このタイミングでその日の役割が決まります。

飛行機のキッチンであるギャレー担当やコックピット担当等、パーサーが割り当てる場合や、希望を募る場合等、様々です。





フライト情報の確認

ホワイトボードに書いてある情報を口頭で確認したり、メモを取ったりすることがほとんどでしたが、中には全てCAに質問してホワイトボードに書いていくパーサーも。

こんな時、私の「予習」が役立ちました。

もちろん、パーサーの質問に答えられないCAはいません。

お客さまの人数、VIPの数等もこの時に分かります。





セーフティ・セキュリティ・救急救命の口頭確認 

その日の機材や緊急時の対応について、口頭で確認します。

パーサーが1問ずつ質問して、CAが答えることがほとんどですが、CAがお互いに問題を出し合ったり等、クイズ感覚で大切で重要な事を確認し合う時もあります。。

・その日の機材の機内にある消火器の数と場所
・機内に煙が見えた場合の対処法
・倒れた人がいた時の対処方
・緊急時のドアの開け方
・火災時の火の消し方
・足からの止血方法や、救急道具について


これらの質問にもちろん答えられないCAはいません。

しかし、万が一答えられない場合は、その日のフライトはできずに帰されることになります。





コックピットクルーの挨拶

時間があれば、コックピットクルー(機長・副機長)がブリーフィングルームまで挨拶に来ます。

フライト時間やフライト高度、離陸後約何分後に大きな揺れがあるか、フライト中の天気や現地の天候、等、より詳しく情報を共有します。

そして、いよいよ機内へ。

それぞれの担当の機内準備を行い、万全の体制でお客さまをお出迎えします!


CAは、フライト前からこんなに入念に準備をしています。

安心して空の旅をお楽しみくださいね!




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