ステーキの焼き方、メイク、救難?新人CA訓練の内容を公開
航空会社にCAとして入社した新人たちは、フライトに乗務する前にみっちりと訓練を受けます。その内容はさまざまで、えっ、こんなことまでやるの?と新人たちがびっくりすることも。そんな、思わず驚いてしまう新人訓練の内容をお伝えします。
CAの新人訓練で教わることとは?
航空会社に入社したCAの卵たちは、すぐにフライトを始めるわけではありません。
数か月の訓練を経て、ようやくCAとして乗務を開始することができます。
新人訓練で教わることはさまざまな内容で、お飲み物やお食事のサービスの練習だけでなく、保安要員として重要な救難訓練も行われます。
その中には、「こんな訓練があるの?」と驚くような内容も。
今回はちょっと意外な新人訓練の内容の一部を、皆様にお伝えしちゃいます。
食事のサービスの訓練では本物のステーキを焼く?
食事のサービスはCAの業務の基本ですので、訓練にもかなりの時間が割かれます。
その中でも新人CAが苦しむのは、ステーキの焼き加減です。
ファーストクラスではステーキの焼き加減をお客様にお伺いし、お好みの状態で提供するのが基本です。
ミディアムレアに焼き上げるためにはオーブンを決められた時間セットするだけでは足りません。
肉の大きさのわずかな違いや、その時のオーブンの温まり具合など、細かく気を遣わないと目標の焼き上がりにはなりません。
一度焼きすぎてしまうと取り返しがつかないので、新人CAにとってはステーキの焼き加減をみるのは心臓が飛び出しそうになるくらいの緊張でした。
訓練所でも、通常は模型のステーキで練習しますが、訓練最終日だけは本物のステーキで焼き加減を見るチャンスがありました。
お食事のサービスの授業はCA役とお客様役とに分かれて行いますので、その時のCA役の訓練生は貴重な練習の機会が持てて幸運ですし、お客様役になれた訓練生も、美味しいステーキを味わえるという役得がありました。