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サービスの裏側に迫る!エコノミークラスギャレー担当のお仕事 (2/2ページ)

藤原 絵里

常に時間と闘いながら、お客様に提供する機内食を最高の状態で準備!お客様には見えないギャレーでどんなことが繰り広げられているのか、ギャレー担当の裏側をお話します。


お客様分もCAも準備!一回目のお食事サービスまで

ドリンクサービスが終わったら、いよいよ一回目のお食事サービスです。

ギャレーはとても狭いので、キャビン担当のCAがお飲み物の回収に行き、その間にギャレー担当がドリンクカートを片付け、ミールカートを準備します。


・お食事サービス開始
・温かいお飲み物(コーヒー・紅茶)、それに必要なお砂糖やクリーム、レモン等の準備
・クルーミールを温める
・お食事サービス終了
・カートの上にセットしていた冷たいお飲み物と用意していた温かいお飲み物を交換し、空いたトレーの回収へ
・1回目のお食事サービス終了


お食事サービスが始まってもギャレーの準備は終わりません。

お食事後の温かいお飲み物を準備します。

また、お客様のチョイスが重複してしまった時に備えて、CA用のお食事も早めに準備をスタートします。

温かいお飲み物のご提供が終わり、ミールトレイの回収が完了すると、CAのお食事タイムになります。




2回目のお食事サービス準備から着陸準備まで

お食事サービス後はお客様もお休みになる時間。

ギャレー担当は定期的にトレーに飲み物を準備し、CAにキャビン巡回をしてもらいます。

また、眠れないお客様やお腹の空いたお客様がギャレーにいらっしゃることもあるので、その方たちの対応も。

そして、休憩後はすぐに2回目のお食事サービスの準備!

お食事は冷凍されて機内に搭載されているので、2回目のサービスのタイミング、オーブンの冷め具合いを考えて、温めるタイミングを計算し、準備をスタートします。


2回目のお食事サービスが終了したら、着陸に向けて準備を開始します。


・アルコールの数の確認、記録、コンテナのロック
・着陸後、足りないもの(ジュースやコーヒー用のお砂糖等)をまとめて責任者に報告、発注を依頼
・全てのコンテナのロック



次のCAへの引継ぎが大切な着陸後 

着陸後、大切なのは次の便のCAへ引継ぎを行うこと。

次のCAと入れ替わりで直接会える場合は注意点や引き継ぎ事項を口頭で伝えられますが、時間が空く場合は分かりやすいようにメモを残しておきます。

例えば、『トマトジュースがのこり3パック、10パック発注依頼済み』など。


このようにメモを残すことで次の便のCAがスムーズに仕事をスタートできるのです。




ギャレーで気を付けなければいけないこと

特に、ギャレーで扱っているのは熱いものばかり。

高温のオーブンやコーヒー、紅茶など気を付けていないと火傷の危険もあります。

また、たくさんの金属製コンテナを触るため、爪が割れてしまったり、腕に傷がついてしまう場合もあります。

傷はもちろん、絆創膏を貼っていると乗務禁止になったりキャビンに出られなくなってしまうので、最新の注意を払わなければなりません。



いかがですか?

ギャレーは縁の下の力持ち。


その働きぶりはなかなかお客様にはご覧いただけませんが、見えない場所で必死に働くギャレー担当について少しお分かりいただければ嬉しいです。

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