真のおもてなしとは?子連れフライトで経験したCAの接客
子連れのフライトはいつもドキドキ。子供が騒いだり、泣いたりしないか不安な気持ちでフライトに臨むママも多いはず。今回は、私が受けた機内でのCAの配慮やおもてなしで嬉しかったことをご紹介します。
どちらの気持ちも分かります
私は現在母親でありますが、元CAでもあります。
そのため、機内ではママの気持ちと仕事中のCAの気持ちの両方が分かります。
ママとしては、こうしてもらいたい!という状況や、CAとしては、今は業務が重なって忙しすぎるタイミングだから実はあまり話しかけられたくない等々、どちらも大変な状況があります。
その分、子連れフライトで受けたCAの配慮は、人一倍嬉しいもの。
今回は、年中子連れで飛行機を利用していた筆者が嬉しかったCAのおもてなしをご紹介したいと思います。
母子二人だけの国際線フライト
子供が乳幼児の時、海外在住だったということもあり国際線を使って母子だけでよく長距離移動をしていました。
フライトを重ねる度に、「どうやれば子供も、自分自身も楽にフライトを乗りきれるか」という課題にチャレンジしていく訳ですが、誰かの手を借りないとできないこともあります。
そのため、特に機内ではCAに大変お世話になりました。
食事のタイミング
乳幼児連れでのフライト中、子供が抱っこ紐の中で寝ていたり膝の上で抱っこしている状態だと、ママは自由に身動きが取れません。
食事が配られるタイミングはサービス上決まっているので、ちょうど食事サービスが始まった時に身動きができない体勢でいると、食事を食べられないのが現状です。
母子二人旅で長時間のフライトだとママもお腹が空いてしまいます。
機内は乾燥もしていて喉も乾くし、授乳中はカロリー消費も大きいので、機内でもしっかり食事はとりたいのが本音。
そこで、気を利かせてくれたCAは事前に食事のオーダーを聞きに座席まで来てくれて、私が食事を摂れる状態になってから、温めなおした食事を持ってきてくれました。
皆さんと同じタイミングで食事をしたいけど身動きが取れない!という私の気持ちに寄り添ってくれたCAの行動がとても嬉しかったです。
化粧室だって一大事
化粧室にも自分の思い通りに行けないのが、乳幼児連れママの現実。
化粧室に行くのを我慢するのは体にも良くないので、私が化粧室に行く間はよく子供を抱っこしてもらっていました。
とあるCAは、万が一に備え、子供を抱く際に名札等の鋭利なものをすべて外してくれました。
咄嗟の判断だったと思いますが、安心して子供を預けることができたのを今でも覚えています。
なかなか泣き止まない子供のために
子供が泣きだした際、座席に座ったままだと泣き止まず、機内をうろうろ歩きながらあやすということも何度も経験しました。
長いフライトだと子供も飽きますし、ずっと座ったままだと大人でも辛いですよね。
読者の皆様も、フライト中にママが子供をあやしながら通路を歩いている姿を見たことがあるかもしれません。
そんな状況で、通路でサービス中に歩かせてもらったり、ギャレイ(機内のキッチン)の中に少しお邪魔させてらうことも多々ありました。
その度に嫌な顔一つせずいてくれたCAたちに、何度となく救われました。