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【飛行中編】CAの本音!お客様に知っていてほしい機内でのNGマナー (2/2ページ)

菊地 麻衣子

なかなかCAが本音で言いづらいテーマですが、是非知っておいて頂けたら嬉しいお客様としてのマナーについてご紹介しているこちらのコーナー。パート2では機内食や機内のお化粧室でのマナーなど、飛行中編をご紹介します。


機内特有のお化粧室のマナー

一度のフライトで多くの方がご利用頂く機内のお化粧室(トイレ)。

本来であれば、お客様が使用される都度、CAが清掃と点検に入るのが理想ではありますが、なかなか難しいのが現実です。

機内に関わらず、男女が共用するお化粧室で言われるマナーに、便座を上げたら必ず下げるというものがあると思います。

これは女性に向けてのマナーという観点だけでなく、ウィルスの感染予防にもなるので、機内でも是非お願いしたいもの。

また、機内特有なのが、手洗いシンクです!

お水が自動では流れず、使用時にシンクについているレバーを押して流して頂く仕組みになっています。

これは、機内の気圧を保つために、ずっと流しっぱなしには出来ないという理由からです。

なかなか、慣れないかと思いますが、次の方の為にシンクに溜まったお水は必ず流して頂き、手拭き用の紙で一拭きして頂けたら完璧なマナーと言えるのではないでしょうか!

CAはもちろんこのマナーを知っているので、プライベートで飛行機に乗った際もシンクをきれいに一拭きするのがクセになっています。これを知っていれば飛行機マナー上級者といえるようなマナーです。


サービス=貰い放題ではないんです!

CAに機内でのマナーについてアンケートを取ったところ、だんとつで多かった驚いてしまうマナーへの不満がありました。

それは、アメニティなどのサービス備品は元より、機内でお召し上がり頂く為の物を少しずつバッグに入れてお持ち帰りになる方への不満です。

機内にはお子様へのおもちゃ、キャンディー、ポストカード、ビジネスクラスですと、スリッパや耳栓などの沢山のサービスアイテムがあります。

お持ち帰り頂けるものやサービスの制限がないものもありますが、やはり機内に載せられる量には限界があります。

もちろん、CAもホスピタリティがあるので、「孫にもあげたい」、「記念に一つ欲しい」などの理由でご希望頂いた際には、こっそりお渡しするようなシーンもあります。

ただ、機内でお召し上がり頂くための、ペットボトルのお水やおつまみをバックに入れて持ち帰る方へも何も言えないのが現実です。

数の制限がないような物こそ、他の人の事も考えるというマナーを思い出して頂きたいものですね。


皆様いかがでしたでしょうか?

そんな人いるの!?と驚いてしまうもの、悪気なくやってしまっていたというものまであったかと思います。

CAとお客様、お互い気持ちよくサービスをしたり、受けたり出来るように知っておいて頂けたら嬉しいなという内容でした。

次回は降機時のマナーについて送りいたします。


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