祝!「日本遺産」第1号記念 福井の魅力発見ツアー【後編】 (2/3ページ)
2015年に「日本遺産」第一号として認定された歴史ある名所が集う福井県。越前かにに鯖街道の焼き鯖、へしこ、フグなどなど、美味しい食材が満載です。今回は実は驚くほど充実していた”福井県の食事情”をたっぷりと取材して参りました。前編・後編に分けておすすめのお店などもご紹介しますので、年末年始の休暇や、週末のプチ旅に、皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。
心も体もポカポカ!新鮮なイノシシをいただける新佐のぼたん鍋
猪を食べに、料理旅館 新佐さんへ。
11月に入ると狩猟のシーズンがスタートします。
猪は体を温めるのに最適な食材。寒さの厳しい北陸では、山の恵みとしてありがたくいただきます。
お店の外にはなんとイノシシが一頭!!
今にも動き出しそうなほど迫力があります。
猪肉を鍋ていただく料理を「ぼたん鍋」と言いますが、薄切りにされた猪肉は赤みが強く、
まるで牡丹の花のように見えることからこのような名前が付けられています。
新鮮な猪肉は全く臭みがなく、甘みのある優しい味わい。
ぼたん鍋の味付けは地方によって異なりますが、福井県は味噌ベースの出汁です。
味噌の程よい塩味が加わり、バランスの取れたぼたん鍋は、東京からお鍋を食べに訪れる方もいるほど!
寒い時期には欠かせない猪料理です。