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華厳の滝や日光東照宮だけじゃない!「プレミアムリゾート」日光を味わえる名所3選

清水 裕美子

日光はかつて国際避暑地として皇室や海外の外交官の「プレミアムリゾート」として栄え、今でも海外からの旅行者に人気の高いスポットなのです。ここでは、そんなプレミアムリゾートとしての日光を味わえる、意外と知られていない名所3選をご紹介いたします。

皇室や偉人も愛した「プレミアムリゾート」日光

紅葉シーズンを迎えるこれからの季節。紅葉の名所、日光に旅行の予定を立てている方もいらっしゃるのでは?


日光と言えば、日本人にとっては日光東照宮や華厳の滝など、修学旅行で訪れるイメージが強いかもしれませんが、日光はかつて国際避暑地として皇室や海外の外交官の「プレミアムリゾート」として栄え、今でも海外からの旅行者に人気の高いスポットなのです。


NY在住で現役CAとして働くAKANEさんは、コロナ前は海外の方を日本に案内する旅行プランナーとしても活動されていたそうですが、その際に東京や京都を遥に上回る人気スポットだったというのが、日光、直島、屋久島だと言います。


ここでは、そんなプレミアムリゾートとしての日光を味わえる、意外と知られていない名所3選をご紹介いたします。




英国大使館別荘でアフタヌーンティー!?英国大使館別荘記念公園・イタリア大使館別荘記念公園



中禅寺湖畔で「絵に描いたような風景」を満喫できるのが、英国大使館別荘記念公園です。


明治中頃から昭和初期にかけて、奥日光の中禅寺湖畔は国際避暑地としてにぎわい、各国の大使館をはじめ多くの外国人別荘が建てられていました。


英国大使館別荘記念公園にある建物は、英国の外交官で明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウの個人別荘として明治29年(1896年)に建てられ、その後、英国大使館別荘として長年使われてきたものを復元したもの。




内部では、国際避暑地の歴史や奥日光の豊かな自然、サトウがこの場所を別荘として選んだ理由や建物の特徴、当時の英国文化などが紹介されています。


そして2階の「南4番Classic」では、中禅寺湖の絶景を眺めながら駐日英国大使館シェフの監修を受けたスコーンと紅茶のセットなどをいただくことができます。



かつての英国大使館別荘でトラディショナルなアフタヌーンティーを味わえるなんて、なんとも贅沢ですよね。


さらに、湖畔を5分ほど散策すると、イタリア大使館別荘記念公園があります。



こちらは著名な建築家であるアントニン・レーモンドの設計により建設されたもので、主に大使とその家族が使用したと言われている寝室や食堂、リビングを、できる限り当時の床板や建具・家具などを再利用して復元されたそうです。


英国大使館別荘とはまたガラリと雰囲気が違う内装やインテリアを楽しむことができます。




2階の寝室の窓からの景色は、まるでヨーロッパのリゾート地のよう!




英国大使館別荘記念公園・イタリア大使館別荘記念公園は、ワーケーション利用も可能だそう。

絶景を望みながら、かつての大使になった気分で、仕事も捗りそうですよね。




かつての皇室の生活が垣間見れる!日光田母沢御用邸記念公園

世界遺産に登録された日光東照宮をはじめとする「日光の社寺」に近接したエリアにある日光田母沢御用邸は、大正天皇から三代にわたる天皇・皇太子のご静養地として利用されてきました。



建物は、江戸時代後期、明治、大正と三時代の建築様式が取り入れられていて、現存する明治・大正期の御用邸の中では最大規模のものだそう。


栃木県により3年の歳月をかけ修復され、2000年に記念公園として蘇り、2003年には貴重な建造物として「国の重要文化財」に指定され、2007年には「日本の歴史公園100選」に選定されました。


執務室や謁見所、諸外国との交遊のために使われていたビリヤード台のある御玉突所から寝室やお風呂まで公開されていて、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。



また、四季折々の豊かな自然を楽しめる風情ある庭園も見どころ!



紅葉の季節には、絵葉書のような絶景が望めそう。


写真撮影にも人気のスポットで、筆者はこちらの日光田母沢御用邸で長男の七五三の撮影を行う予定です。


茶寮ではお抹茶と甘味を始め、ランチを楽しむこともできますよ。




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