元国際線CA秘書が教える、できるビジネスマンの機内での過ごし方 (2/2ページ)
海外や国内を問わず、出張で飛行機を使うビジネスマンの方も多いですよね。私自身がCAとして、また秘書として出会ってきた、「この人はできる!」と感じたビジネスマンの機内でのご様子には共通点があります。今回は、そんなできるビジネスマンの機内での過ごし方をご紹介します。
2 時間を上手に使う過ごし方
フライトの過ごし方は人それぞれです。この過ごし方!という正解はなく、お客様それぞれが心地よく過ごすことが大事。
ここ数年は、フライト時間を有効なお仕事の時間として活用される方が増えてきたように思います。以前は、機内と言えばインターネットが遮断された世界でしたが、最近ではいろいろなエアラインで機内WiFi環境が整ってきて、リアルタイムでの地上との通信が可能になってきました。
できるビジネスマンは機内では仕事はしない、と言われることもありましたが、お客様が抱えている仕事は様々です。到着後すぐに商談がある場合、より良い資料の作成のためにフライトの時間を資料作成の時間にあてる方もいます。日本にいる会社のメンバーからのメール連絡にも迅速に対応することも必要かもしれません。
フライト中だから何もしない、というわけではなく、メールがあれば迅速に対応し、日本が休んでいる時間の夜間フライトなら自分も休む。それぞれの環境、状況に応じて、時間を上手に使う方が、タイムマネジメントが上手な人だな、と見ていて感じます。
3 飲みすぎない、酔い過ぎない
フライト中は、地上にいる時よりも酔いが回りやすいと言われているのは有名ですね。地上より気圧が低い環境のため、アルコール分解速度が遅くなり、代謝しにくくなります。その結果、いつも以上に酔いが回りやすく、酔いが冷めにくくなります。
せっかくの国際線だし!といつものペースでお酒を飲んでいるとあっという間に酔ってしまい、思った以上に体がだるくなるお客様もいらっしゃいます。お化粧室に立たれて、貧血で倒れてしまうことも。
また、それこそ到着してから商談や会食が待っているのに、機内で具合が悪くなってしまうと、その後の出張予定にも支障をきたしかねません。
できるビジネスマンはそういった体調管理にも留意しているので、決して機内で飲みすぎて酔い過ぎることはありません。お酒を飲む場合は、ちゃんとチェイサーもオーダーします。
体調管理は、ビジネスマンにとっては基本中の基本。自分の体調、その後の予定等をしっかり考慮したうえでお酒を楽しむことができると素敵ですね。
色々お話してきましたが、もちろん機内での過ごし方は人それぞれ。お仕事をしたい方、お休みになりたい方、映画を楽しまれたい方など、様々です。ぜひリラックスして、素敵なフライトタイムを過ごしてくださいね。