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シンガポール英語「シングリッシュ」の簡単実例と元CAが感じたシンガポールの英語事情 (2/2ページ)

若狭 遥

旅行中に早速使える、シンガポール英語「シングリッシュ」の簡単実例と、多民族国家ならではのシンガポールの英語事情についてご紹介します。意外に奥が深いシングリッシュについて知れば、シンガポールがもっと面白くなりますよ。

  

シンガポールで英語を学ぶメリット・デメリット

イギリス英語やアメリカ英語に馴染んだ人にとっては、シングリッシュはとても不思議な言語に聞こえてしまうようで、シンガポールは英語学習に適さない!とも囁かれているようです。


シンガポールでは友人同士や家族の間では、簡略化された英語、もしくは違う言語でコミュニケーションを取る場合もあるため、「私の英語はあまり上手ではないの」と謙遜する人にもしばしば遭遇します。


しかし、今の世代のシンガポール人たちは皆、学校できちんとした英語学習を受けているので、正真正銘のネイティブ。


ニュースや新聞記事等、公の場に出るものは全て正式な英語に整えられているため、英語を学ぶ機会は大いにあります。


むしろ、様々な国から来た人が融合する社会なので、色々なアクセントを持つ英語を聞く機会があります。そのためシンガポール人は、多様なアクセントの英語にも慣れ、誰とでも問題なくコミュニケーションを取っています。


シンガポールで英語を学ぶことは、語学の習得だけにとどまらず、様々な文化へ理解力を磨くことにも繋がりそうですね。




シングリッシュからは互いに理解し合おうという思いが感じられる

日本語にも方言や地方独特の言い回しがあるように、シングリッシュも、地域の特色や人柄すら表しているもののように感じられます。


シンガポールの人が使う英語は全般的にとてもシンプルで、互いに理解し合おうという思いやりや寛容さが伺えるのです。


多少文法が違っていても、伝えたいことは伝わる。

発音が違っても何度か繰り返すことで理解し合うことができる。

意思疎通を図るために、わかりやすい簡単な単語を使う。


これらの試行錯誤から人々に馴染んでいったシングリッシュには、シンガポールの国際的な社会を作った歴史的背景がにじみ出ているように感じます。


ぜひ、シングリッシュを耳にしたら、彼らの文化を歴史を想像して、シングリッシュでお返事をしてみてくださいね。   



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