飛騨の伝統工芸「春慶(しゅんけい)塗り」の魅力&楽しみ方 (2/3ページ)
400年に渡り人々を魅了する飛騨春慶塗り。飛騨高山に店を構える「戸沢漆器」で、その魅力に迫りました。
女性に人気の紅春慶に絵付け! 楽しみ方いろいろ
店内には黄色と紅色の漆器がずらり!
私は紅色の漆器が気になりました。
店主の戸沢さんにお聞きすると、やはり女性には紅色のほうが人気なのだそうです。
淡い色合いがとても素敵です。
お茶碗やお盆、おちょこ、ワイングラスなど日常の食卓で使うものから、棗(なつめ)や茶杓、茶箱などの茶道のお道具まで様々な種類の商品が取り揃えられているので、いくら見ていても飽きません。
職人さんの手によって作られた飛騨春慶の商品は、木目の形から染色の色、その色の変化の仕方、木の微妙な曲がり方など、ふたつとして同じ商品はありません。数ある商品の中から、感覚的に自分にぴたりとくる、たったひとつのものを選ぶのはとても楽しいですよね。
私も、戸沢さんにご相談しながら、お菓子入れを購入しました。絵付けもできるとのことで、桜の絵付けをお願いしました。
食べているときや手に取ったときに絵が目に入ると、とても嬉しくなりますよね。
桜の数や向きなどデザインを注文すれば、自分だけのオリジナルの一品が生まれます。
桜以外にも様々な絵柄が選べるので、つい集めたくなってしまいます。
出来上がったお菓子入れを見るたび、旅を思い出しますよね。
お店の方との会話を楽しみながら、お気に入りの一品と出会うこと。
これぞ旅の醍醐味!